歴史感じる瀬見温泉の湯。
喜至楼の特徴
歴史ある木造旅館で、大正、昭和の趣が魅力です。
瀬見温泉の由来にまつわる神社が佇む温泉郷です。
足湯は飲泉所として利用できる特別なスポットです。
とても歴史のあるお宿です。ランチを食べ過ぎ予定だったので、夕食は軽めのコースを予約したのですが、それでも鮎の塩焼き、馬刺し、川で採れるカニのお鍋がでました。お布団はフカフカ、お部屋もキレイで新しさなどを求めない温泉好きな方にはお勧めです。
2024.10.21今年12回目を迎えたみちのく一人旅は2度目の訪問となる山形・瀬見温泉。噂に聞くレトロ旅館「喜至楼」を今回の舞台とする、プチ湯治2days。自宅から2時間強の目的地まで寄り道なしのダイレクト投宿、お湯が待っていると思うと観光そっちのけになってしまうこの頃。前回はお向かいの「観松館」にお世話になったこともあり、この宿の外観はなるほど趣ある老舗なのだなとの認識程度はあった。さて、チェックインの15:00少し前に着くと、帳場のお母さんは当たり前のように部屋利用を促してくれる。部屋までの歩みは「千人風呂」の案内に従っていけばあるとだけ。風呂・部屋等々の利用説明は皆無。他の宿なら「?」ではあるが、よくよく館内を歩いてみると解ってくる、これは案内のしようがないほど館内は入り組んでいる。名物の「ローマ千人風呂」には、男女それぞれの限定利用時間がある以外混浴、隣接の「あたたまり湯」と、もう一つの名物、別館の「オランダ風呂」はフリーと現場で判断する。さらにはシークレット感強めの「貸切風呂」は、現在は一つは利用できる。予約制ではなく、入り口の札の状況で認識できる。どの浴場も総じてレトロ、風呂タイルの懐かしさは50手前の自身でもどことなく記憶がある。圧巻はやはり「ローマ千人風呂」、円形の浴槽とモザイクの壁画がテルマエ・ロマエ。日中の天然光が射す雰囲気が気に入った。「オランダ風呂」は、浴槽内下部に湯口があるようで、腰を底に着けると下層が温かいのがよくわかる。どこの浴槽もそうだが、タイルで覆われた縁のアールから、贅沢に溢れ出る源泉が印象的。中でも最もコンパクトな「貸切風呂」のフローは豪快だ。風情を求めて好きな浴場を選ぶのも一つだが、自身が状況に応じて選ぶには、湯温がより大事になった。つい先日は夏日であったが、この日の朝は初霜という振り切った天候、湯治部屋には暖房はなく、衣類と布団、そしてお湯で暖を確保する。案の定、夜・早朝には冷えを覚え、最も熱めだった「貸切風呂」が好みに。「あたたまり湯」「オランダ風呂」が同等のあたたかさ、「ローマ千人風呂」は最もぬる湯であった。19:00〜22:00で男性限定、以降混浴で入湯できたのだが、この時間ではぬるさが体をあたためきれなかった。この湯温で風呂を楽しむには、2泊目の日中で満喫することに。連泊の魅力でもある湯づくしの中日、好きな時に湯船に浸かり、時にゴロゴロ、時に館内探訪、時に酒と食で。なんにも制限されない無駄のようで、実はそうでないデトックスな1日が醍醐味。館内の迷宮感は宮城屈指のお宿「湯主一條」を思い起こしたが、それを遥かに凌駕するラビリンス。部屋は4.5畳という狭さこそ否めないが、このこじんまりさを受け入れてのプチ湯治。綺麗で広い部屋、豪華で美味な2食付とは相反する、一見「何も無い」という贅沢を楽しむ旅。この覚悟がない方は本館プランは避け、別館プランでの利用は必須。そのあたりを吟味し利用する必要ありで、意と異なるプランからの減点評価は避けてほしい。今と比較しての古さや不自由さは、この宿の個性と理解してほしい。前談の「何も無い」くらいに構えていると、そこにある風呂と歴史でしっかりと返りが得られるはず。
山形県内で最古クラスの木造旅館大正、昭和と増築が重ねられた館内は迷宮のよう。別館と本館にそれぞれお風呂がある為、両方入って部屋に戻ろうとすると迷ってしまいそうになる。建築は勿論、浴室、内部の意匠に至るまで文化財としての価値が高く何処に目をやっても見入ってしまい、連泊したくなるお宿です。
山形の山奥に位置する静かな温泉郷、瀬見温泉に佇む旅館です。今回は宿泊で利用しましたが、日帰り入浴も受け付けているそうです。なんと言っても見所は大浴場の千人風呂。柱を中心に、円形の浴槽が広がっています。お湯も程よい温度で入りやすく、意外にも石鹸類まで置いてあります。なお、大浴場は混浴です。今回宿泊したのは本館で、こちらは大正時代に造られたそうです。お部屋は簡素で冷房は設置されていませんでした。今回は7月初旬の宿泊でしたが、窓を開放して寝れば特に暑いといったこともありませんでした。是非一度訪れて欲しい温泉宿です。
宿泊する前と後に挨拶がてらにお詣りしました。手水舎には温泉が流れていて、ここは温泉の守り神だと実感させられました。
飲泉と産湯(小さい)があります。
小さく見過ごしそうですが瀬見温泉の由来など重要なとこなかなか雰囲気があり瀬見らしくていいです。
小雪の降る中、訪問。雪と飲泉場の湯気の組み合わせが良かったです。
瀬見温泉の由来が書かれていました。
名前 |
喜至楼 |
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ジャンル |
/ |
電話番号 |
0233-42-2011 |
住所 |
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HP | |
評価 |
4.1 |
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自炊プランで本館に宿泊しました。江戸末期創業の山形県最古の旅館との事、経年劣化もあるが鄙びた古さと職人の細工が施された館内はとても魅力的でした。今回は自炊プラン5500円の格安料金、次回は食事付で宿泊したいと思いました。