国道47号線の隠れ家。
美豆の小島の特徴
江合川周辺の風景が美しく、訪れる価値があります。
たどり着くのが少し大変ですが、独特の歴史を感じさせる場所です。
宮城県大崎市の江合川。この中洲にある小島が平安時代以来の歌枕の美豆の小島である。川の中州なので洪水によって流されたりした歴史がある。現在では地元の支援により史跡として復旧され、鳥居が設置され小高い岩に松が植えられているそうだ。実は2018年夏の東北旅行の際に、美豆の小島を訪ねたのだが、駐車場に車を停めて、美豆の小島を探したものの、よく分からなかった。草むらが生い茂る中を探し回るパワーもなく、結局断念して帰ってきたもの。「美豆の小島」を詠んだ歌「をぐろ崎みつのこじまの人ならば都のつとにいざといはましを」(古今和歌集)もし美豆の小島が人であったら、都へ連れて帰りたい云々、という意味。「をぐろ崎」は近くの山で、これも歌枕。まあ、惜しむらくは、せっかく松尾芭蕉が美豆の小島を見学していながら、なにも発句していないこと。曽良も詠んでいない。「おくのほそ道」の本文では、『小黒崎・みづの小嶋を過て、なるごの湯より尿前の関にかゝりて、出羽の国に越んとす。』と、単に通過したことになっているが、曽良日記では、『川中ニ岩島ニ松三本、其外小木生テ有。水ノ小島也。』中州に岩があって、松が三本、小さな木も生えているのが美豆の小島であると書いている。もしも芭蕉がなにか詠んでいたら、まったく異なる現在の姿があったかもしれない。
国道47号線からの入り口の案内が小さかったのでなかなかたどり着けない・・・
元禄2年(1689)5月15日、芭蕉と曽良は〔美豆の小島〕を訪れている。〔歌枕〕のひとつで、古今和歌集の歌碑が建っている。 をぐろ崎みつの小島の人ならば 都のつとにいざといはましを 曽良の随行日記には、 川中ニ岩嶋ニ松三本、其外小木生テ有、水ノ小嶋也。 (奥の細道 ⇒ 尿前の関)
| 名前 |
美豆の小島 |
|---|---|
| ジャンル |
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| 電話番号 |
0229-91-0736 |
| 評価 |
2.5 |
| 住所 |
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いい場所なはずなのに草がぼうぼうでガッカリ。もっと整備して欲しい。