歴史の息吹、国見山廃寺跡。
国見山廃寺跡の特徴
国見山廃寺跡は北東北最大の仏教聖地です。
散歩道を歩くと歴史を身体で感じられます。
五重塔の名残が驚きと感動を与えてくれます。
四季を通してハイキングコースを歩いています。歩道と周辺の手入れが行き届いていて素晴らしいと思います。真冬でも雪道に必ずトレースがあるので安心して歩けます。
2022年7月18日に訪れました。9世紀後半(平安時代前期)天安元年857年に定額寺(私寺)として開山したと考えられています。胆沢城に鎮守府が多賀城から移されたこととも関係しているのではないでしょうか。国見山の大伽藍内に大竹廃寺、白山廃寺、横町廃寺などの存在が確認されています。10世紀から11世紀にかけた平安時代中期に全盛期を迎え、12世紀後半平安時代後期には、消滅していたものと思われます。東北地方に仏教が、どのように広まっていったのかを考える時、官衙と官寺、定額寺の関係性は、避けて通れないと思います。平泉に仏教文化が栄える以前に、これだけ大規模な寺院群が存在していたことに驚きを感じました。一遍上人の祖父、河野通信(みちのぶ)が、承久の乱で配流となった極楽寺が、この国見山廃寺であったかは、未確定のままです。
歴史的遺産が緑の中で静かに佇んでいました。今度はゆっくり見てみたいです。
歴史を感じる散歩道は個人的にすごくテンションがアガります。山道なので、探険気分!しかし、足腰の弱い方にはオススメしません。(´・ω・`)
平泉以上の歴史を感じさせる。表示が親切で丁寧かなりの脚力が必要。
202008 往時の栄し名残りを留めるものはほとんど残っていませんが、国指定史跡に指定される北東北地方で最大の仏教一大聖地が存在していました。また、すぐ隣には同じく国指定史跡で縄文時代の集落跡「樺山遺跡」や国指定重要文化財の旧菅原家住宅を持つ「みちのく文化村」などなど車で数分圏内に点在しています。更には少し足を伸ばせばここ国見山廃寺と関係のある10メートルを越す一本造りの国指定重要文化財(旧国宝)「木造毘沙門天立像」を拝む事ができます。もっと価値が見直されても良い遺産がたくさんあると感じます。
この場所に五重塔など、数多くの歴史的遺産があったことに驚きです。復元できたらとても素晴らしいと思います。
春はおすすめです。静かで、のんびりしていてゆっくり花を愛でるにはいいところです。ウグイスやカッコウも鳴き放題で、いいですよ。
岩手県で有名なお寺といえば、平泉の中尊寺であるが藤原清衡が平泉に中尊寺を建立する200年以上も昔、平泉より北に位置する北上市に仏教の一大聖地がありそのお寺の跡が国見山廃寺跡である。国見山廃寺跡はこの時代、北東北で最も大きい寺院跡であったことは明らかにされていますが、誰がなんのために建てて、そしてなぜなくなってしまったか。謎で有るとの事。 9世紀前半、坂上田村麻呂が奥州市に胆沢城を築くのですが、国見山廃寺は、9世紀中ごろから御堂が建てられ始め、12世紀前半、藤原清衡が平泉に最初院を建立する頃にはほとんどの建物がなくなっているのだそうです。現在わかっていることと、歴史・人物を照らし合わせると・・・国見山廃寺を建てたのは、奥州市の豪族、安倍氏?そして国見山廃寺を大きくしたのは、清原氏?国見山廃寺をなくし、その機能を平泉に移したのは藤原清衡!?憶測は色々と有るが断定には至っていないとの事。オカルト雑誌、ム~のネタにもなるお話で有る。
| 名前 |
国見山廃寺跡 |
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| ジャンル |
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| HP | |
| 評価 |
4.2 |
| 住所 |
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ストリートビューの情報は現状と異なる場合があります。
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歴史に埋もれた東北最古仏教寺。