子どもたちを守る身代り地蔵。
身代矢受地蔵尊の特徴
かつて町内会が主催した地蔵盆で、菓子やジュースが配られた歴史があります。
鴻池全右衛門の生涯を称え、慈愛に満ちた御尊顔が刻まれた地蔵尊です。
水を求める夢から始まった歴史ある霊験、南盛会の有志が建立した場所です。
平成前半あたりまで、毎年夏になると近所の子どもを集めてお菓子やお酒、ジュースを周辺の店舗(おそらく町内会加盟店舗だったのだろう)に配る地蔵盆があった。当時は木造の小さな社の隣に同じく木造の倉庫のようなものがあり、地蔵盆になるとそこから近所の子どもの名前が書かれた提灯が数十個出てきて地蔵尊の隣に飾られた。また、戦中には空襲で焼け出され、近所の住人たちが元の場所に運んだという話も聞いたことがある。かくいう私も地蔵盆の参加者だった。あの当時が懐かしい。
北御堂に安置して有りました当身代矢受地蔵尊に宝栄(1707年)に島の内に住む大問屋の主人鴻池全右衛門がその生涯に於いて徳を積まれ仏の如く慕われ又数々の施しをなされました事に対しその徳を忍んで当時の名工(作者不明)により面影をそのまま刻まれて慈愛溢れる御尊顔と成りました、後年町内の婦人の夢に現れた地蔵尊が水を欲しいと告げられたので花の筒に水を入れた処その後水の絶えた事の無い地蔵尊の霊験に打たれた以後今日迄来た事を伝え聞き昭和27年南盛会の有志の方々が相寄り子供達の健やかな成長と家内安全を願い此の地に御安置する事に成った。
身代り地蔵さん。こちらにいつから鎮座されてるのかなど、由縁が分からないのですが。かなり昔から通る度に手を合わせています。石柱のお名前を見ると、この辺りの錚々たる店主や企業家のお名前が。お名前を見ているだけでも、かなりご利益がありそう。最近、祠など新築されたようで、かなり大切に信仰されてる様子です。
名前 |
身代矢受地蔵尊 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.5 |
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身代矢受地蔵尊。