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名前 |
観音堂(百体観音と元三大師) |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.0 |
信濃国分寺を訪れたのは『疫病退散』の御札を求めてです。旧街道の宿場町で、各門戸に貼られた疫病除けの御札に刷られていた絵が印章的でした。比叡山の黒歴史に『僧兵』の暗躍が在ります。この『僧兵』、『僧』とは名ばかりの山賊にも似た行いで当時京都の町を荒らし廻っていました。『白河天皇』が意に成らぬものとして『加茂(川)の流れと、賽の目と、山法師』と嘆き悲しんだと『平家物語(?)』だったかに在りますね。其の『山法師』=『僧兵』が『比叡山』を拠点にしていた頃、同じ『比叡山・横川』で修行をしていた『良源』は厳しい修行の後『慈恵大師』の称号を得ます。京都の町を疫病が襲い多くの死者が出た頃、『慈恵大師』は『疫病退散』を祈願して『常行三昧』と云う修行の為、御堂に籠ります。『比叡山・大阿闍梨』となる為の『千日回峰』や『四種三昧』の厳しい修行をした結果、体はやせ細りまるで『鬼』の様な形相となりました。その姿を版画にし、『疫病除けの御札』として各家々に配らせたそうです。『正月三日』に亡くなられた事から親しみを込めて『元三大師』と呼ばれるようになりました。現在、世界中で新型コロナウイルスが猛威を振るい、沢山の方が犠牲になっています。一日でも早く新型コロナウィルスが収束します様に。そして世界中から『戦争=武力による侵攻』が無くなります様に。