浜松の伝説、颯々之松で癒しを。
颯々之松(ざざんざのまつ)「浜松の名称の起源となったとされる松」所在地 浜松市中区八幡町2(浜松八幡宮)訪問日 2023/9/22伝承では天慶元年(938年)、八幡宮が現在地に遷座した際、白狐が松の苗木を携えて、この地に導いたと伝わり、移し植えたその松が繁茂し颯々の松になったと云われています。松の木を浜から持って来たので、「浜の松」が転じて里の名を「浜松」とし、浜松の名称の起源になったと伝承されています。また、永享4年(1432年)に室町六代将軍•足利利義公が富士山を見ようと下向の折り、この松の下で宴を開き『浜松の音は、ざざんざ』(ざざんざ•とは、松が風に吹かれる音)と謡い、以後、この松を「颯々の松」と呼ぶようになったという伝承もあります。「曳馬拾遺」に、颯々の松とは野口村の森をいう、とあり一本の松でなく30本余りの松が群生していたと記されています。大正の頃には、15~16本の松が残されていましたが、昭和20年の空襲で全て焼けてしまい、その後、再び松が植えられました。現在の松は、平成23年3月に植栽されたものだそうです。
名前 |
颯々之松 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.0 |
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ざざんざの松。颯々松は、白狐が浜から携えてきた松の苗木が繁茂したものだといわれています。浜松の地名の由来でもあるようですが、第二次世界大戦の戦災で焼失し、今は五代目の松が植えられているのだとか。