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名前 |
大日堂 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.0 |
米沢市に数カ所確認できている大日堂のひとつです。恐らく、奈良時代から明治初期まで続いた飯豊山信仰に通じる御堂で、山形県指定有形文化財(彫刻)・木造伝大日如来座像が安置されています。お盆やお彼岸など開帳されていて拝むことが出来ます。仏像は78.5cmの菩薩型。腹部で定印を結んだ胎蔵界大日如来として信仰された。1360年(延文5年)兵部法眼圓慶と式部法橋宗祐の二人による作。古風な作りで歴史資料として価値が高いものです。2018年(平成30年)に保存修復されました。隣には、伊達家13代当主伊達尚宗の三男・久松丸の菩提と伊達家14世当主伊達稙宗の四男・玄蕃丸を弔った墓があります。昭和の大戦後まで同族の藤原氏らが隣に住んで、この大日堂を管理して守っていました。藤原伊達氏が飯豊山とともに大日如来を信仰しており、ご子息の墓と共にこの地に残した木造と言い切れる地域の歴史民俗を伝える場所としても貴重な史跡です。