明治の精錬所で三島と出会う。
犬島精錬所美術館の特徴
美術館と犬島精錬所の二本柱から成る独特の施設です。
瀬戸内国際芸術祭オフィシャルツアーでの訪問が魅力的な体験を提供します。
赤と黒の作品や煉瓦の工場跡が印象的な、わくわくする美術館です。
犬島のシンボルともいえる、明治時代の銅精錬所跡を活用した美術館。赤レンガの煙突や石積みの遺構がそのまま残されており、産業遺産と現代アートが融合した独特の空間を体感できます。館内は撮影禁止ですが、光や風を取り込む建築そのものがアート作品のようで、歩くだけでも心を動かされる体験。廃墟の重厚感と、自然光や草木が織りなす生命感の対比が印象的でした。特に巨大な煙突群は圧倒的な存在感で、島の歴史をそのまま語りかけてくるようです。展示作品も、廃墟空間と呼応するように配置されており、写真では決して伝わらない“その場でしか味わえない感覚”を大切にしているのが伝わります。アクセスは岡山市の宝伝港からフェリーで約10分。半日あれば十分楽しめます。夏は日差しが強いので帽子や水分補給は必須です。
柳幸典氏の展示は難解ですが、すべて小説家・三島由紀夫をモチーフとしています。三島について少し調べてから訪問することをお勧めします。売店エリアの隣にある部屋でコンセプトの紹介ビデオを放映しているので、鑑賞後そちらを観るのも理解を深める手助けになります。
約100年前の銅の精錬工場跡地。創業から10年くらいで停止したらしい。ベネッセさんが美術館としてオープンして、初めて訪問したけど、いいね👍
黒光りする独特なレンガや景観にマッチした美術館です。特に入って最初の通路の作品には圧倒されました。作品の点数としては少ないですが、工場跡地や家プロジェクトまでぐるっと歩くと日帰りに丁度良いボリュームで島旅をのんびり楽しめました。3~4時間あればすべて徒歩で巡ってランチもできます。特に海と崩れかけたレンガ塀とのコントラストが美しくて写真を沢山撮りました。
エントツと黒煉瓦が特徴的ですが、ところどころ石垣もあって、まるでお城のような廃墟。美術館の中に入らなくても、歩いているだけで充分楽しめる美術館の中は、最初の暗闇の道を外の光に向けて進むところで、鏡に惑わされる感覚が面白かった。途中から少しずつ明るくなってきたり、感覚が慣れてくるんだけど、こういう深く考える必要のないアトラクション型の美術館はラクでいいそのあとの展示は少し想像力も問われてる気がしたが、でも単純にアトラクションとしてもイケてるどれくらい改装したのか分かんないけど、やっぱり結局、この建物が魅力的すぎるので、その中のコンテンツは程々であったとしても、総合的な満足感は最高!ってことになりますね。
美術館と近代遺産としての犬島精錬所の二本柱で構成されている施設。犬島精錬所の跡地を上手く導線にして美術館に繋げて、アート鑑賞の後はまた精錬所の跡地を鑑賞して帰るというような構成。美術館の詳細は行く人の楽しみを削ぐので書かないが、最後の方のアートは政治色が強く、アートとして楽しめないんじゃないかと思った。犬島の歴史自体が戦争に絡んで発展と衰退を経験しているからこそ、「持続可能」とは何かということを強く問いかけることが出来るんだろう。個人的にはちょっとこういうのは持ち込んで欲しくなかったなあ。まあ近代遺産の方はスケールが圧倒的で、江戸から高々50年でよくこんなものを作ったもんだと思う。廃墟映えスポットも無数にあるので、ここでの鑑賞時間は1時間以上は見ておいた方がいいと思う。
入館料2100円。決して安くはありませんが、折角来たのだからと思い入館。結果的に入って良かったと思います。アート作品は疎いのですが、銅製錬所の跡地は個人的には見応えはありました。館内には週末だけボランティアで説明員をされているおばあちゃんが懇切丁寧!に歴史を教えてくれます。一度捕まったら15分は覚悟を(笑)とても勉強になりました。
精錬所跡地には無料で入れますが、美術館にはチケットが必要です。たった10年しか稼働していなかったと聞きましたが、すごく歴史を感じる空間です。海の近くにあるので、ゆったり過ごせます。
ベネッセらしい?入ると不安になるアート。途中まではほぼ暗いので要注意。アクリル板にぶつからないように。土日のミュージアムショップには、地元のおばあちゃんがド〜ン!といらして、アートやこの精錬所の歴史などをドッカーン!グボババーン!(変な表現をしていますが、皆さんも一度お会いになればわかると思います。)と説明してくれます。説明を受けてなるほどと思い、精錬所内を一巡りしてもう一回入館しちゃった。おばあちゃんありがとうございました。
| 名前 |
犬島精錬所美術館 |
|---|---|
| ジャンル |
|
| 電話番号 |
086-947-1112 |
| 営業時間 |
[金土日月] 9:00~16:30 [火水木] 定休日 |
| HP | |
| 評価 |
4.6 |
| 住所 |
|
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以前から気になっており、やっと行くことができました。建物内は撮影NGでしたが、始まりから、この美術館だからできる芸術、を感じることができました。割と(物理的にも)暗めなので、小さいお子さんを連れては大変かな?と思いました。一度は来てみて良かったな、という場所です。窓口購入より事前購入は200円お得なのでおすすめです。チケット買うのに並ばなくて済みます。