歴史が息づく旧控訴院探索。
札幌市資料館の特徴
歴史的建築物の旧控訴院は貴重な体験を提供します。
ドラマ北の国から’95秘密の舞台としても知られています。
全国に2か所しかない旧札幌控訴院が見学できます。
旧控訴院(高等裁判所?)の旧館を資料館に改装して入館料なしで解放されています。入り口から上がり框から階段まで昔のおもむきたっぷり こうした行政資料館の多くは昔からの建物が多いので 建築の内部見学としてもナイス。
ドラマ「北の国から’95秘密」では、「純」「笠松正吉」「和久井勇次」が通りかかった歴史的建築物。旧札幌控訴院。重厚感を持たせるために外壁には軟石とれんがを組み合わせた組積造を用いる一方で、耐震性を高めるために鉄筋コンクリートを内部に用いるなど、当時の新旧建築工法を巧みに組み合わせており、緩やかなカーブを描く回り階段や階段室のステンドグラスなどに、大正時代のモダンな雰囲気が感じられる。2階の大通交流ギャラリー(旧応接室)は展望室として開放され、四季折々の大通公園を眺めることがでる。正面玄関上部には目隠しをしたギリシャ神話の法の女神テミス像、左右には天秤と剣のレリーフがある。テミスの顔は目隠しをしている。これは貧富の差や権力にとらわれない法の前の平等を示している。
建築として評価旧札幌控訴院を見に来ました。日本に2つだけ残されている控訴院で、もうひとつは名古屋市市政資料館として利用されている名古屋控訴院です。名古屋控訴院はボーダーの煉瓦造なのですが、こちらは特産の札幌軟石で建てられています。この建築の一番の見どころは、正面玄関を入って見えるアールをつけた階段で、踊り場が曲線のアクセントになっています。玄関ポーチの上にはテミス像から来ている目隠しをした女性の顔が、柱頭には剣と天秤が飾られています。法曹界隈は天秤だったり目隠しだったり、ファンタジーっぽい意匠が多く使われるので古いのか新しいのか判らなくなりますが、間もなく100年を迎える1926年の建築です。しかし、魅力がいまいちです。札幌市が平成29年にまとめた 札幌市資料館保存活用基本計画 を見ても、現状における課題として 歴史的建造物としての魅力の伝承不足 をあげている状況です。今は北海道庁赤れんが庁舎が大規模改修中なので、次はこちらをお願いします。
大通り西13丁目にある全国に2か所しか現存していない旧控訴院の一つ。地下鉄西11丁目から歩いてすぐですが天気の良い時には大通りをゆっくり散歩しながら向かうと噴水の水路と花壇に迎えられ、気持ち良い散歩が楽しめます。札幌軟石とレンガの重厚な作りで正面玄関の上には目隠しの女神と旧字体で札幌控訴院と刻まれた玄関が迎えてくれます。入館料無料、原則月曜日休み。一階に懐かしいおおば比呂司さんのイラストや使われた道具などの記念室と関連ショップ、カフェやメインの法廷の展示室や札幌や大通り公園の変遷見どころを展示した歴史展示室があります。記念室は写真撮影禁止場所ありますからショップの方に確認されるのが良いかと思います。法廷では事務室に申し込むとNHK朝ドラ「虎に翼」に出てくる法衣を無料で貸し出してくれ、記念写真を写すことが出来て人気になっているようです。二階は6つの貸しギャラリーになっており、市民の絵画や写真の展示が行われていました。ちなみに訪問した時には仏様の木彫りを行っている方々の展示がされており、初めて見ることが出来ました。大通り公園を訪れ時間に余裕がある時には一見の価値あると思います。
名前 |
札幌市資料館 |
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ジャンル |
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電話番号 |
011-251-0731 |
住所 |
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HP | |
評価 |
4.0 |
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2025/3建物も内観も味がありました。この日はひな祭りで二階に雛人形などが飾られていてとても綺麗でした。