雪景色楽しむ永山武四郎邸。
旧永山武四郎邸 / 旧三菱鉱業寮の特徴
旧永山武四郎邸は歴史を感じる和風建築物で、保存状態も良好です。
敷地内は非常に静かで、都会のオアシスのような雰囲気が味わえます。
永山公園に近く、観光ついでに気軽に訪れることができるスポットです。
40年ほど前はこの辺りに住んでいたので、永山公園でも遊んでいました。ただ、建物を見学するのは初めてで、新しい発見がありましたね。和と洋が合わさった、その時代ならではの美しさを感じました。
南に住んでる僕にとって雪景色が見れる縁側が珍しいですね。和洋折衷の建物で、寮の洋室と平屋の和室が組み合わせた建物になります。市民に図書館や会議室などにも利用されるようです。
「屯田兵の父」と慕われた、永山武四郎。薩摩藩出身の永山は、戊辰戦争に従軍後、陸軍大尉となりますが、明治5年(1872年)に開拓使の官吏となり、札幌に赴任しました。北海道に屯田兵を置くことを新政府に建言し、開拓長官・黒田清隆の命を受け、責任者として明治8年(1875年)に琴似村、翌年、山鼻村に屯田兵村を開き、屯田兵制度の創設に尽力します。翌明治10年(1877年)、屯田兵を率いて西南戦争に参戦。政府軍の一軍として大いに活躍します。明治13年(1880年)頃、永山は現在の場所に私邸を建設。これは当時としては実に珍しいことでした。というのも、開拓使の役人には、官邸が支給されるのが通例で、私邸を建てる役人などいませんでした。自らの家を自費で建てた永山は、北海道を終の住処とし、生涯を北海道に尽くすと決めていたのだと思われます。明治18年(1885年)に永山は、屯田兵本部の初代本部長に、以降、北海道長官、陸軍第七師団長に就任し、その生涯のほとんどを屯田兵制度の発展と北方警備、北海道の開拓に捧げています。永山が創設した屯田兵は道内全域に37兵村。兵は7,337人、家族を含めると約4万人もの人が、北海道の防備と開拓に力を注いだのです。永山は口を開くと「国防こそ大事、備えあれば憂いなし」と語り、「死んだら遺体を札幌の地に埋めよ。死してもこの北海道を守る」と遺言を残し、明治37年(1904年)、67歳の生涯を終えます。遺族は遺言に従い、遺体に軍服を着せて、札幌の墓地に葬りました。永山の死後、明治44年(1911年)に、三菱合資会社がこの永山邸を買取り、炭鉱開発の調査本部とします。昭和12年(1937年)頃、三菱鉱業(株)が建物の一部を解体し、社員が札幌に出張してきた際の宿泊施設として使用するために、新たに緑と白のコントラストが美しい洋館を建築します。これが現在、「旧三菱鉱業寮」と呼ばれている建物です。明治に建てられた木造平屋の「旧永山邸」と、昭和前期のモダンな洋館デザインの「旧三菱鉱業寮」。和洋折衷のこの建物は、昭和60年(1985年)に、当時の三菱鉱業セメント(株)から札幌市が譲り受け、一般公開を開始。保存修復工事を終えた平成30年(2018年)より、新たな歴史観光文化スポットとしてリニューアルオープンしています。知っているようで知らない、永山武四郎と屯田兵。この投稿をするにあたって、ようやく永山の功績が理解できました🤔(2024年8月3日訪問)
明治時代に永山武四郎が私邸として建設した和風の建物を三菱合資会社が買収。昭和になってから洋風建築の三菱鉱業寮を増築したという、複雑な経緯を持つ建築物。和風と洋風の建物がそのままつながった、ちょっと不思議な外観をしています。現在はイベントなどに貸し出しが行われているほか、無料で観覧もできます。和洋折衷喫茶と称するカフェ(ナガヤマレスト)もあります。屋内は昔の雰囲気を保ったまま、いろいろな展示や説明パネルが並んでいます。特に和風と洋風のつなぎ目の部分はなかなか面白いですね。周囲は永山記念公園として、市民の憩いの場になっています。
沢山保存されている歴史的な建物の一つです。落ち着いた和室がゆったりした気分にさせてくれました。
敷地内はとても静かで、無料開放の建物内も見学できます都会のオアシス的な場所です。
ぶらぶらと札幌観光をしている途中で、たまたま見つけて訪れました。外観からここだけ別世界のような趣で、建物内も洋と和が上手く融合された、素敵な建物です。無料で見学できるのも、ありがたいです。サッポロファクトリーのすぐ傍ですので、30分時間があればぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
2023年4月7日(金)13:50札幌ファクトリーに訪れたついでに寄ってみました。入館無料で入れます。古い洋館ですが中は綺麗に手入れされてるし、まだ現役で使用されてるようです。一通り見学した後はNagayamaRestでティータイム。セットで訪問するのが良しかと思います。
永山公園内に建つ第二代北海道長官や旭川の第七師団初代師団長を務めた永山武四郎の旧邸宅。入場は無料。外観は西洋建築ですが内装は和洋折衷でいかにも明治の建物と言った雰囲気。都会のビル群に囲まれている分歴史を感じられる場所です。1階にはカフェもあります。旭川市民である私にとっても永山武四郎に関する史跡は実に興味深いです。
名前 |
旧永山武四郎邸 / 旧三菱鉱業寮 |
---|---|
ジャンル |
|
電話番号 |
011-232-0450 |
住所 |
|
HP | |
評価 |
4.4 |
周辺のオススメ

気軽に行ける札幌市内の歴史的建造物です。古い建築は大好きなので、たまに訪れます。この日は施設内にあるcafeでランチでした。私はカルボナーラを食べました。ベーコンが道産との事。美味しくいただきました。