島原市の隠れキリシタンの魅力。
隠し十文字入地蔵の特徴
隠し十字入地蔵は、軽石質の家型石でできています。
正面に浮き彫りの地蔵があり、背面には十字が顕著です。
島原市内にある隠れキリシタンの信仰の跡として歴史的価値があります。
島原市内にある隠れキリシタンの信仰の跡。弾圧を加えた側の松倉氏のお膝元、島原(森岳)の辺りにありながら破壊を逃れているのが非常に貴重ですね。個人的にはキリシタン墓碑よりも隠れの信仰対象であるこういうものに心惹かれます。
| 名前 |
隠し十文字入地蔵 |
|---|---|
| ジャンル |
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| HP | |
| 評価 |
4.7 |
| 住所 |
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隠し十字入地蔵軽石質の家型石で正面を四角形にくり抜き、その中に地蔵が浮き彫りにされ、背面部には十字が明確に彫られています。地蔵像は全体が丸と十のクロスロザリオ記号「示」という文字を象徴し、示偏は神を象徴する字です。地蔵がキリシタンの隠れ造形に使用されるのは、既に多くの先覚が発表していて、この造形形式は古くはローマ時代に遡り、慶長から元和期の作品であろうと推察されます。