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名前 |
谷津庚申塔(金澤道・東浦賀道) |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.5 |
ここも、谷津道標のあった場所から100mも離れていない場所で、民家と民家の間にある。ここに石碑が三つ並んでいる。左は正面と左面に大青面金剛谷津村宏中とある。右面は刻字が薄いが天明九年己酉立春?旦であるようだ。これまで元号ー数字ー干支ー年の順のものばかり見てきたので、年と干支が逆になっているのは新鮮だった。台座の表面に三猿が彫られている。真ん中の碑も青面金剛と三猿だ。猿は正面、左面、右面に、一匹ずつ置かれている。その猿たちがやけに立体的であり首を傾げていたりで何とも可愛い。左面には、下の方に建立者の名前も彫られているいるようだが、中央には奉造立 更新供養佛為二世安永とある。右面には貞享四丁卯夭(これは 天 だろう)十五日講中金沢谷津村(1687年)とある。それにしてもかなり古いものなのに彫りがしっかり残っているのは、硬い石が使られているからなのだろう。最右も青面金剛だが、こちらはかなり侵食が進んでしまっており、文字が読み取りづらい。正面が全てだが、右には、?造立庚申供養左側には、あちらこちらに分けて干時 享保十巳 稔正月?日(三日か?)とあるようだし、その他にも何かが刻まれている。それに、金剛が踏みつける餓鬼の顔つきも苦しそうで面白い。どれも見応えのある青面金剛碑だ。