猿田彦大神の道標、歴史の交差点。
街山八幡社へ通じる登道と一般道路の角に有る。珍しく多くの石塔が並んでいる。殆ど江戸時代に始まったとされる「庚申」ゆかりのものだが、一番右端から説明すると:①猿田彦大神 東方柏尾道/明治5年・西方大山道 の銘有り。②庚申像 三猿付き。延宝3年(江戸時代 1675年) の銘有り。③庚申像 三猿付き。④青面金剛童子 しょうめんこんごうどうじ\u003d庚申講の本尊。⑤堅牢地神 けんろうじしん\u003d大地の神様。⑥庚申塔⑦庚申塔 三猿付き。⑧庚申塔。
| 名前 |
猿田彦大神 |
|---|---|
| ジャンル |
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| 評価 |
4.5 |
| 住所 |
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一番右、「猿田彦大神」とあり庚申塔の一種、右側面には「東方柏尾道」、左側面には「西方大山道」とあり道標の側面ももつもの、よく見るとそれぞれ字体が異なり、書いた人が異なると思われる。右から二番目、これはいかにも古そうな庚申塔で、青面金剛像ではなく仏像であり、右上を見ると「延宝( 旧字体:延󠄂寶)三年」とあり、1675年。三番目、笠が付き、いかにもな青面金剛像となっていて文化2年(1805年)、左側面に「矢部町」とある。四番目、「青面金剛童子」と彫られた庚申塔、嘉永元年(1848年)、何故童子なのか不明。これら4つの塔はどれも庚申塔であり、入門編というか、時代毎の変化が綺麗に表れていると思われる。