説明板で知る新発見の店。
説明板があり、下のように書かれてます。『スダジイ』本州中部以南の暖地に自生するブナ科の常緑高木で、幹は直立し、枝はよく分岐します。高さは25mに達し、幹廻りは4,5mを越えることもあります。6月頃、穂状の花が上向きに咲きます。秋には(どんぐり)がなり食用とします。この木は幹周りが3.6mあり、樹齢は350年前後と鑑定されます。江戸時代には柳沢吉保の父、安忠の屋敷付近にあったと言われています。この木に囲んで、坂町に通じる脇道は「椎木横丁」と呼ばれていました。元は新宿区本場町にありましたが、昭和39年(1964年)建築工事の為近くに移植された後、平成八年(1996年)外堀通りの道路拡張工事に伴う再度の移植により、この地に来たものです。都内におけるスダジイの古木として貴重なもので、昭和五十九年(1984年)新宿区の天然記念物に指定されました。『台場石』木の下の大きな石を、通称『台場石』と言います。徳川幕府は米国艦隊から江戸を防衛するため、嘉永年間(1853~1854年)東京湾に六基の台場(砲台)を築きました。その石垣として使用されたのが、この角石です。石垣は相模・伊豆・安房方面の各地から調達されたと言うことです。明治の年代に入ると、いくつかの台場は海上交通の障害になるだどの理由で、撤去されました。そのため、いま残っているのは第三・第六台場のみとなっています。第三台場は現在、都立「台場公園」として一般に公開されています。撤去された『台場石』は、公園で再利用されるなど転々とし、その一部がこの地に来たものです。江戸時代の遺産である『スダジイ』と『台場石』、それぞれ数奇の運命を辿ってここ明治公園で蘇り、互いに寄りそって佇んでいるのも何かの因縁でしょう。
| 名前 |
スダジイ・台場石 |
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| ジャンル |
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| 評価 |
3.0 |
| 住所 |
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