国指定重要文化財で癒やしのひととき。
普門山 観菩提寺(正月堂)の特徴
奈良東大寺の別院として建立されている寺院です。
落ち着く空気が漂う毘沙門天の本殿が魅力的です。
裏手には西国三十三箇所巡礼のミニコースがあります。
天平年間聖武天皇が信楽への行帰に設けた休憩所(行宮)を東大寺開基良弁の弟子実忠が751年に整備したのが始まりとされる。その後多数の堂宇を構え栄えたが、織田信長の伊賀攻め(天正伊賀の乱)で一部を残し全て焼失した。今は真言宗豊山派寺院で、本尊は11面観音である。修正会は東大寺2月堂のお水取りに先がけて行われることから、正月堂が発祥とも言われる。但し、10キロ西側に存する京都府の笠置寺にも正月堂があり、実忠和尚が兜卒天転生でお水取りの行法を学び、当寺で最初に行法を行っだ元祖だとする。どちらが元祖としても、実忠和尚、東大寺に関係することには違いない。山号 普門山 寺号 観菩提寺 通称 正月堂。
奈良東大寺の別院。東大寺に二月堂、三月堂、四月堂があるのに一月というか正月堂がないのは子供の頃から不思議だった。この島ヶ原に見つけて納得した。立派だった。一見の価値あり。
やぶっちゃで温泉で癒やされた後で伺いました。なので全く予備知識ゼロで思ったままなので間違いはあります!駐車場は特に無いですが、少しだけですが桜の大木付近に駐車可能です。無料ですが桜の時期は絶対に停めれないと思います。大正の世に山門は修繕された様ですが、石段が古めかしく違和感は全く無く、正面には阿吽像、裏側には武神像が2体全く普通に置かれています。この普通さが本当に心にゆとりと癒しを与えてくれる様です。奈良が二月堂で、こちらは正月なので修二会の様なイベントがあるかも知れません。いずれにしても静かで落ち着く場所です。
普通の集落のお寺に見えますが、奈良の東大寺と関係があるようです。以前は本堂の格子にスキマがあって中が覗けるようになっていた記憶があるのですが、覗けなくなったようです。
お水取り『正月堂(一月堂)』正月堂は三重県伊賀市島ヶ原に建立されており、滋賀県・京都府・奈良県に隣接します。この寺の名前は『観菩提寺』とされますが、観音堂のことを「正月堂」とよばれます。奈良県の東大寺の『お水取り』は有名ですが、この寺が『お水取り』と言う言葉の発祥の地と伝わります。寺の中には閼伽井(あかい)があって、寺の近くには正月堂の鎮守としての鵜宮神社が鎮座、二月十二日に神社の神主も修正会に練行衆として参加されます。神代の話として、修二会が行われる時、全国の神々が招集されましたが、若狭の遠敷明神だけが魚釣りに夢中になって遅刻したそうです。そんな時、お詫びとして若狭 の清水を送ろうと祈ったところ・・何と! 白と黒の鵜が飛び出し、同時に泉が涌き出たと伝えられてます。修二会では、この水を観音菩薩に供えるので『お水取り』の言葉が生まれたそうです。また素朴な疑問でしたが、奈良東大寺には二月堂・三月堂・四月堂がありますが、一月堂は何処?と思ってました。知る人ぞ知る『正月堂』は正月になると多くの皆さんが各地からお参りに来られるそうです。
境内はそんなに広くはないけど、落ち着く空気の漂っている寺院でした。町の皆さんにも親しまれているような気がする寺院でした。
真言宗豊山派。先程の普門山 観菩提寺伊賀四国八十八ヶ所霊場。六十六番札所三重四国八十八ヶ所霊場。三十七番札所。
新春の清々しい気持ちでお参り。西国三十三所石仏巡りは足場が良くないので、しっかりした靴を用意したほうが良い。
良い趣きのお寺です!
| 名前 |
普門山 観菩提寺(正月堂) |
|---|---|
| ジャンル |
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| 電話番号 |
0595-59-2009 |
| HP | |
| 評価 |
4.0 |
| 住所 |
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本堂と楼門が国指定重要文化財。入口に駐車してもよいと思われるスペースあり。