庚申塔で見つける新しい発見。
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庚申塔は2基。片方は三猿なのに、もう片方は猿でもないし、何か分かりません。
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名前 |
東福寺の庚申塔 |
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ジャンル |
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住所 |
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ストリートビューの情報は現状と異なる場合があります。
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評価 |
3.0 |
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向かって右手。延宝八年履端健之銘。角柱型刻像塔(もとは唐破風屋根があったか)。種子は馬頭観音を表すウン。逆立ちの如き怒髪,挙げた右手(施無畏印;「畏れないで」の意味),言わざると聞かざるがいて,見ざるがいない点が,この庚申塔の特徴か。また右側面に漢籍碑文あり。「青面新成恵羪?開」「此功此徳仰猶高」「宜哉三目睨三毒」「鬼難病患共不労」「寛啓誌之」とある。以下,これの訓読と私訳。「青面新成(ショウメンシンセイ)恵養(ケイヨウ?)開き,この功この徳仰て猶高し。宜(ムベ)なるかな,三目(サンモク)三毒(サンドク)睨み,鬼難・病患共に労(ワズラワ)ざらん。寛啓之を誌す」「青面金剛を新たに作ったことで恵みと豊かさが始まる。(青面金剛を作った)この功とこの徳は仰ぎ見てもまだまだ高い。言うまでもないが(青面金剛の)三つの目は三毒を睨みつけるのだ。鬼難・病患共に苦しめられることはもうないだろう。寛啓(お坊さんの名前か)がこれを書く」つまり,青面金剛造立のご利益を述べている様である。なお,七言句として(「開」「毒」と「高」「労」で)韻を踏んでいるらしいことは分かったが,その辺は無視して訳した。】もう一つの方。兜巾型刻像塔。花頭窓の陰刻の中に,一面四手の青面金剛が陽刻されている。背後に円光が薄肉彫されているのが特徴か。寛政十一年六月健之銘。