素盞嗚神社のヒノキが見守る。
| 名前 |
素盞嗚神社のヒノキ |
|---|---|
| ジャンル |
|
| 評価 |
5.0 |
| 住所 |
〒501-0501 岐阜県揖斐郡大野町稲富天王山2593−2 |
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「素盞嗚神社のヒノキ」は、参道の石階段中腹に根を広げ、神社全体と町を見守るように聳え立っています。樹齢300年、目通り幹周囲3.8m、樹高36mであり、大野町の天然記念物に指定されています。とても立派なヒノキであり、文明15年(1483年)、慶長9年(1604年)の棟札が残されていることから、その頃に植樹されたのであれば、実際の樹齢は400〜500年程なのではないかと、神社とヒノキの歴史に思いを馳せながら眺めていました。樹冠はきれいな円柱形をしています。枝葉はよく繁っており、伸びた枝が自重で垂れ下がった様子はとても風情があります。ヒノキ特有の樹皮の剥がれもなく、とても滑らかで白っぽく輝いた樹肌は神々しかったです。また下枝がないことから、古から御神木として大切に手入れされ守り継がれてきたことがうかがえます。ヒノキは素盞嗚神社の御祭神であるスサノオノミコトが自分の胸毛で創られたとされますので、境内にはヒノキの大木がたくさんあります。現在、参道の木は伐採されていますが、大きな根株が残されており、スサノオノミコトの息づきや、地域の方々や参拝者の古から続く崇敬の想いを感じることができます。これからも自然災害等の影響を受けることなく、美しい雄姿を末長く保ち続けられますようにと願っています。