四郷川上流、別世界の癒し。
厳島神社の特徴
ご祭神の市杵島姫大神を祀る、特別な神社です。
神社の裏手には、まるで別世界のような風景が広がっています。
境内には金比羅神社や水神社などの多様な社が点在しています。
道路に面して鎮座されている地神様で、地元では弁天さんと呼ばれて親しまれています。2015年に社殿が新しくなり本殿の彩色も見事。本殿の両側に12の小社がきれいに並んでいます。神社の裏にはとてもきれいな清流があり、聖地のようです。見るべきです。水の里、三尾です。
ご祭神;市杵島姫大神境内社;金比羅神社(金山彦神),水神社(罔象女神),稲荷神社(保食神),浅間神社(木花咲耶姫),熊野神社(熊野本宮大社,熊野速玉大社,熊野那智大社),大山祇神社(大山祇神)
落ち着きます。
句碑があり、神社の裏手は別世界が広がっています。
| 名前 |
厳島神社 |
|---|---|
| ジャンル |
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| HP |
http://www.jinja-net.jp/jinjacho-nara/jsearch3nara.php?jinjya=2900038 |
| 評価 |
4.4 |
| 住所 |
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吉野川の支流の高見川に合流する川の一つである四郷川上流の東吉野村三尾に鎮座します。かつて、この地は地下水の湧出する所が極めて少なく、民家は飲料水を確保するのが難しく、濁水を蓄えて使用したといいます。しかし、この地では清水が湧出していたため、いつの頃からか弁財天を勧請し、此の清水を神水としたといいます。天武天皇第9皇子弓削皇子がこの地に行幸し、額田王に贈り与えた歌として『古に 恋ふも鳥かも 弓弦葉の 御井の上より 鳴きわたり行く』と詠まれています。三尾の地名はこの御井が由来するともいい、この地は井戸を中心に発展したといいます。また当時、弓弦歯の名木が井戸を覆っていたともいわれています。なお、弓削皇子は天武天皇2年(673)誕生と推測されていて、持統天皇10年(696)太政大臣の高市皇子薨去後の皇嗣選定会議で発言しようした際に叱られたといわれます。文武天皇3年(699)7月21日に薨去されました。『万葉集』に8首の歌が収録されており、これは天武天皇の皇子のなかで最多です。異母姉妹の紀皇女を思って作った歌、額田王との問答歌などがあり、それとは別に柿本人麻呂歌集に弓削皇子に献上された歌も5首残されています。他の歌人とも交流があり、歌を好んだ皇子でした。弓削皇子に関する歌『万葉集』巻第2 119~122番(弓削皇子が紀皇女を思う歌)吉野川 行く瀬の早み しましくも 淀むことなく ありこせぬかも我妹子に 恋ひつつあらずは 秋萩の 咲きて散りぬる 花にあらましを夕さらば 潮満ち来なむ 住吉の 浅香の浦に 玉藻刈りてな大船の 泊つる泊まりの たゆたひに 物思い痩せぬ 人の児故に『万葉集』巻第3 390番(紀皇女の歌)軽の池の 浦廻行き廻る 鴨すらに 玉藻の上に ひとり寝なくに。