住宅街の裏山に隠れた大石室。
谷首古墳の特徴
桜井市の閑静な住宅街に位置する古墳で驚きの発見があります。
一辺が40メートルの立派な方墳で、石室に入るとコウモリが出現します。
地元豪族の安倍氏の所領地だった歴史を感じる不思議な空間です。
桜井市の閑静な住宅街の中にある一辺40メートルの方墳である。開口部の天井石が崩れているので、一瞬中にはいるのがためらわれるが、石室の中は高さ4メートルもあり、非常に大きい。たまにコウモリがいるのがご愛敬。
「磐余・山田の道/万葉の道」巻八の一の十二 桜井市大字阿部谷首古墳(たにくびこふん)所在地からもお分かりの通り、三輪~金谷~桜井及び高田山口神社の辺りは昔は地元豪族の安倍氏の所領地でした。彼らが栄華を極めた時代はまさに古墳時代から飛鳥への変遷の時。その古墳も大きさや形を変化させていった時代でした。200~400m級の前方後円墳(この近くには「メスリ山古墳」(4世紀はじめ)があり、前方後円墳で224m)から、10~30mくらいの小規模円墳又は八角墳、あるいは上円下方墳に変遷を遂げて行きます。切り立った「住宅地ワンブロック分の古墳」ですから、見つけやすいですし、南向きのシンプルな構造です。この上には、「はちまんさん」がおはします。行ってみましょう。
住宅街の片隅にひっそりとあります(気付かないで通り過ぎてしまいそうな)ので、専用の駐車場はありません。でも、道路は広いので、さっと停めて見学して、さっと去るか、でしょうか。夏は樹木に埋もれ過ぎててほとんど見えません(普段でも見えるように整備してもらえると良いのですが)。
◽アクセス近畿大阪線/桜井駅より徒歩或いは、レンタサイクルにて25前後◽今回はたまたま夏季に立ち寄りましたが「メスリ山古墳」同様、晩秋以降の散策が好ましいです。
2019.12.07訪問住宅街の中、丘陵に古墳がありました。横穴式石室の口元が道路から見えます。案内板が立っています入口は狭いですが中には入りますと広く、立つことが出来ます。棺を納める巨大な玄室と呼ばれる部屋です。棺は有りませんが。この古墳は7世紀初めに作られました。東西35m、南北38m、高さ8mの方墳です。古墳の頂上部には八幡神社の社殿が設けられていました。谷首古墳は、明日香にある石舞台に匹敵する大型巨石墳なのですが、谷首古墳は有名ではありません。
住宅街にひっそりと口を開けている不思議な空間。
住宅地の目の前にありました。こんもりした丘陵の上は神社です。人の住む場所の近くに、こんな横穴式石室があるとは!ちょっとした驚きでした。羨道から玄室へと、ドキドキするような冒険が楽しめました。かなりおすすめの古墳です。
一見、住宅地の裏山の小山に見えます。よく見ると玄室への入り口が少し空いていて、中に入ることができます。中はかなり奥深く、ヘッドライトが必要です。6―7世紀頃の築造とみられている。
大きくて素晴らしい石室です😊
名前 |
谷首古墳 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.5 |
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行きやすい所、でも石室に入るとコウモリがたくさん出てきてビックリする事態に。歴史を感じる石室でした。草がたくさん茂ってるし蚊が多いので夏ですが長袖でちょっと羽織れる服を着て行く事をお勧めします。