230メートルの巨大古墳、歴史が息づく。
西殿塚古墳(継体天皇皇后 手白香皇女 衾田陵)の特徴
墳丘の長さは約230メートル、古墳時代の大型前方後円墳です。
手白香皇女の陵として知られ、立ち入り禁止の貴重な史跡です。
大和古墳群の一部として、興味深い隠された歴史を持っています。
手白香皇女の陵墓とされてますが、建造時期から考えると違うみたいです。崇神天皇陵という説もあるようです。手白香皇女の陵墓は近くの西山塚古墳のようです。
3世紀後半に築造されたと見られる全長230メートルの大型前方後円墳。宮内庁により、第26代継体天皇皇后 手白香皇女の御陵に治定されていますが、年代が合わなく、被葬者はよくわからないようです。宮内庁管理で、二度の調査が入ったとの事。これは宮内庁としても、年代が合わないので治定陵墓としてどうかなぁ?という感じなんじゃないでしょうか?。どちらにしろ、墳丘は立派で、大王級の陵墓で間違いないでしょうけれど。案内板は前方部の拝礼所東側にあります。拝礼所までの通路が整備されていなく、畑の畦道を通る感じで悪路です。
こんな巨大な古墳が高地にあるとは驚いた。作る時大変だったのでは?
◽大和古墳群を構成する「西山塚古墳」から「山の辺の道」コースに合流するかたちで西殿塚古墳へと向かいました。◽その道程で歴史好きの中年男性や謹厳を実写化したかのような初老の紳士と行き交い、会話もしました。元来、陵墓スルー派なので、古墳散策で様々な思いを抱いた人たちと出会うことなど、皆無に等く、新鮮な「山の辺の道ウォーク」となりました。◽なだらかな稜線を描く山並みに抱かれるように、山裾に西殿塚古墳がひっそりと佇んでいます。◽散策ルートJRまほろば線/長柄駅下車馬口山古墳⏩フサギ塚古墳⏩栗塚古墳⏩下池山古墳⏩西山塚古墳⏩西殿塚古墳⏩中山大塚古墳。
山辺の道から入りましたGoogleマップでは案内出来ません道しるべがあります梅の木畑の中です。
参拝所は南側の農地の奥にありますが、標識があるので間違いにくいかとは思います。山の辺の道からは少しあぜ道を歩きますが、雄大な景色でした。静かにご冥福をお祈りさせていただきました。
箸墓古墳に近い時期に造られた、古墳時代初期の大型前方後円墳。個人的に、この古墳周辺が一番「山の辺の道」の雰囲気が出ていると思います。
宮内庁によって、継体天皇の皇后である手白香皇后陵に指定されているので立ち入り禁止です。しかし時代的には、はるかに古い古墳なので、手白香皇后陵では無いのは間違いないなさそうです。手白香皇后陵は、すぐ近くにある西山塚古墳であると思われます。延喜式によると、崇神天皇陵と手白香皇后陵を一括管理していた記載があるので、もしかしたら、西殿塚古墳は、崇神天皇陵かも知れません。アクセスが難儀な所で、車でもバイクでも拝所まで近寄れません。私は、西山塚古墳の近くの若干広くなったスペースに路駐して歩きました。
手白香皇后陵については陵墓造営年代が300年位の違いがあり実際は誰なのか非常に興味深い陵墓です。墳丘上から採取された資料によると箸墓古墳のものと非常によく似た土器類がでています。吉備地方が発祥と思われる特殊器台形埴輪や特殊壺形埴輪などで初期大和政権の大王クラスの墓だろうと言われています。箸墓の次に作られ、埋葬施設らしきものが前方部と後方部に複数あると見られます。特殊器台など吉備とのつながりも見られる。本当は誰でしょうね😱
名前 |
西殿塚古墳(継体天皇皇后 手白香皇女 衾田陵) |
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ジャンル |
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電話番号 |
0743-65-5720 |
住所 |
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HP |
http://www.city.tenri.nara.jp/miryoku/tenrinomiryoku1/kofun/1445323092951.html |
評価 |
4.3 |
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陵の北から西にかけて見学させていただきました。墳丘部に接近する道はありませんが、一部工事をしていました。少し寄ってみましたが宮内庁の立ち入り禁止の立て札がありました。北側を狭い道が東の山の上の方へ伸びていますが、道は狭く農家の方が軽四輪で通るだけです。