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『覇者像』作者:富永直樹氏(1913〜2006年)彫刻家文化勲章受賞者この銅像は、1952年に制作され、1954年第2回アジアオリンピックマニラ大会美術部門で金メダルを受賞した作品で、ラグビーボールを抱えて一点を見つめるラガーをとらえた「主将」として制作された。ラグビーは、試合中監督、コーチがグラウンドに入ることができず、主将は勝利を目指して、チームの士気を高揚させ、チームをまとめるキャプテンシーが大事とされ、その理想的な主将をイメージしている。またこの銅像は2体あり、1体は現在、日本ラグビーの聖地「秩父宮ラグビー場」の正面入口に設置されている。この地にある銅像は富永直樹氏が、1991年1月の全国社会人大会決勝を神戸製鋼と戦った宮地克実監督率いる三洋電機(埼玉ワイルドナイツの前身チーム)が、ロスタイムで逆転負けした戦いに対し、決して諦めず闘う魂を持ち続けいつの日か覇者になってもらいたいと言う想いで、秩父宮ラグビー場と同じ銅像を「闘魂」と言う命名で同チームに寄贈したものである。その後、ワイルドナイツは、2008年3月日本ラグビーフットボール選手権大会に優勝した際、寄贈時の富永直樹氏の想いもあり、銅像の名称を「覇者」と改めた。このように埼玉ワイルドナイツの精神が引き継がれている「覇者像」であるが、同チームの太田市クラブハウスに設置されていたものを、チームの本拠地移転に伴い、ラグビーワールドカップ2019大会を開催した熊谷ラグビー場に隣接する『さくらオーバルフォート』へ移転することになった。「日本のラグビーの聖地」秩父宮ラグビー場と同じ銅像を「東の聖地」熊谷ラグビー場隣接地に設置することで、来園者の方々が、ラグビーの精神や伝説的な経緯を感じ、語り継がれ、ラグビーが普及することを願う。そして、『覇者像』のもと埼玉ワイルドナイツがより強くなり、世界に羽ばたき、ここ『さんらオーバルフォート』が世界に発信できるラグビーパークを目指していくシンボルとしていきたい。2021年10月。