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大乗寺丘陵公園の中でもかなり上の方、最上部の見晴らしの丘の少し下に、高峰譲吉がアメリカに贈った桜の子孫が植樹されています。2004(平成16)年、金沢市内の5ヵ所に植樹されました。高峰譲吉は富山県高岡市で生まれ、加賀藩の医師となった父と共に金沢に移住。金沢で育った譲吉は子供の頃から政績優秀だったそうです。農商務省の官僚を経て36歳の時にアメリカに渡り、タカジアスターゼとアドレナリンという二つの薬を発明しました。譲吉は発明した薬の特許を世界中で取得し、特許を管理する会社をつくったことから、ベンチャー企業の先駆けとも評価されています。また、日米外交を陰から支え日米親善大使とも呼ばれました日露戦争の頃よりアメリカで日米親善に尽力し、日本とアメリカの橋渡し役として活躍します。ワシントンのポトマック河畔の桜は東京市が、ニューヨークの桜は在住邦人会が贈ったものですが、タフト大統領夫人と共に企画し、資金を援助したのは譲吉です。その桜の子孫が、92年ぶりに日本に里帰りしたのです!美しい桜を見ながら、譲吉の偉業に想いをはせるのも良いのではないでしょうか。