飛騨山娘、旅情誘う愛唱歌。
飛騨山娘の特徴
高山駅南交差点近くに位置する、飛騨山娘の歌碑が魅力的です。
旅情を誘う素朴な姿が、訪れる人々を引きつけます。
バスの運賃は片道200円とお手頃で嬉しいサービスです。
很可愛的公車 只有一種票價 日幣200
とってもかわいいバス、運賃は片道200円。
高山駅南交差点 横断歩道脇にある 飛騨山娘の歌碑飛騨地方の愛唱歌だそうだ。
素朴な姿が旅情を誘う。
高山駅南交差点 横断歩道脇にある 飛騨山娘の歌碑飛騨地方の愛唱歌だそうだ。
| 名前 |
飛騨山娘 |
|---|---|
| ジャンル |
|
| 評価 |
4.3 |
| 住所 |
|
|
ストリートビューの情報は現状と異なる場合があります。
|
周辺のオススメ
高山駅前の交差点に立っている「飛騨山娘(ひだやまむすめ)」は、地元の人に親しまれている新民謡『飛騨山娘』をモチーフにしていて、横断歩道を挟むように2体が向かい合って立っている。台座には歌詞の一節が刻まれていて、「奥飛騨 山娘 都はなれた山里の 深い谷間に咲いた花 人に知られぬ山つつじ」という言葉からもわかるように、飛騨地方の奥深い自然の中でひっそりと咲く山つつじと、その土地で暮らす娘を重ね合わせて表現している。石像自体はシンプルで飾り気が少なく、素朴な表情が飛騨の風土にしっくりと馴染んでいる。この『飛騨山娘』という歌自体は、1956年に高山市の市制20周年を記念して吉村比呂(作詞)と山下笛朗(作曲)が生み出した地元の愛唱歌だ。当時レコード化もされ、現在まで飛騨地域では長く親しまれている。ただ、この石像の制作時期や作者については公式の記録が一切ないらしく、調べても詳細がほぼ不明という謎の多い存在だ。そのため、この石像を手掛けたのは地元アーティストではないかと推測されるが、現状は確認の取りようがない。駅前の再開発や町おこしの中で、こういった郷土色を前面に出した作品が設置されることは全国でも珍しくないが、この像は観光客だけでなく、地元の人々にも特別な意味を持っているようだ。市民にとっては昔から親しんできた郷土の歌が、こうして視覚的に駅前という象徴的な場所に形として現れることで、さりげなく地元のアイデンティティを表現する役割を果たしている。ちなみに高山市では、この像以外にも駅から少し離れた宮川に架かる鍛冶橋付近には「手長像・足長像」という民話に由来する巨大な男女の像があり、駅前広場全体でも飛騨の伝統文化や自然美を取り入れた空間デザインが展開されている。駅周辺の再開発が進む中、飛騨山娘像は派手さこそないが、訪れた人に対して静かに、そして力強く飛騨の魅力を伝えていると言えるだろう。制作にまつわる謎が残ったままという点は気になるが、それを差し引いても地域文化を伝える存在として十分な価値があると感じる。観光で高山駅を訪れたら、足を止めてじっくり眺めてみるのも良いだろう。どこか懐かしさを感じさせる素朴さが、この土地ならではの良さをうまく表している。