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式内伊勢國多氣郡五十二座の一つである穴師神社の跡地穴師とは水銀発掘に特化した技術集団をいうことが多い。それら集団の先祖を祀る神社であったと考えられる。今はもうそのような職業集団も住んでおらず地域の人々の信仰対象でも無いため荒廃するのみとなっています。この神社跡は金剛座寺を目指して山を上りクラッシックなバス脇の山道を少し上がった広場に有ります。多気郡の地域には正に「丹生」と云う地名があるように水銀が取れる地域であった。丹生の丹は丹頂鶴と呼ばれる様に鶴の頭が赤い色をしています。寺や神社に塗られた赤色の塗料は水銀から造られるのです。地名ともなっている「丹生」とは、丹土(朱砂…辰砂)が採取される土地の事を指すのです。辰砂(しんしゃ)とは硫化水銀(II)(HgS)からなる鉱物古くは若杉山辰砂採掘遺跡(徳島県阿南市水井町)、伊勢国丹生(現在の三重県多気町)、大和水銀鉱山(奈良県宇陀市菟田野町)、吉野川上流などが特産地として知られていました。古墳の内壁や石棺の彩色や壁画に使用されており、漢方薬や漆器に施す朱漆や赤色の墨である朱墨の原料としても用いられており古墳時代以前から辰砂の産地として人々の交流があったと思います。