国道50号沿い、エノキの古史跡。
国指定史跡 新治廃寺跡の特徴
国道50号線沿いに位置する新治廃寺跡は人を惹きつける広さです。
南方2~300mには新治郡衙跡が附属し歴史を感じられます。
大きなエノキのある静かな環境で過去に思いを馳せられます。
大昔も何も無かったところに違いなし。でもどうしてこんなところに大きな寺が。想像するだけで楽しくなります。なんとなく綺麗になっていますが、どんな人が管理しているのだろうか。(2021年12月)
野原になっているが、人々を呼び寄せ集めたであろう広さ。重量のある石板が大樹に立てかけられ、忘れさせないという強い意志が伝わります。残してほしいです。
国道脇に史跡の標がポツンとありましたが、道は無く、たどり着くのに苦労しました。金堂の礎石が草の中に残っています。東搭と西搭は金堂の両脇に印があり、その奥に講堂や食堂が……。講堂には、畦道をオナモミまみれになりながらたどり着けましたが、その先は本当に道がない! 田んぼや畑をつっきるわけにはいかず、眺めるだけでした(´O`)°゜新治郡が(漢字が出ない)跡は見つけられませんでした。
大きなエノキがあります。太さも幹周り6.2㍍あります。国道50号線から分かりにくいですが入れます。
| 名前 |
国指定史跡 新治廃寺跡 |
|---|---|
| ジャンル |
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| 営業時間 |
[金土日月火水木] 24時間営業 |
| HP | |
| 評価 |
3.9 |
| 住所 |
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現代では国道50号線で分割されてしまったが、南方2~300mに位置する新治郡衙跡に附属する寺院跡です。江戸期から瓦類が出土することで知られ、昭和14年からの調査によって約3.8haの敷地に、中央に金堂と左右に東塔・西塔、後方に講堂が位置する伽藍があったことが判明しました。弘仁8(817)年新治郡衙の不動倉13宇と9990石の穀が焼失する火災があったが、その際に寺院も同時に焼失したと考えられているそうです。金堂跡の基壇中央からは、見事なる大榎が天に向かって枝を張り延ばしており、その前に立ち、ふと昔読んだ井上靖の「天平の甍」を思い出していました。