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漢那の村墓(ミーキ墓)は、漢那集落から東にある明記原(ミーキバル)に立地することから別名ミーキ墓ともよばれています。本墓は石灰岩洞穴の横穴を利用した墓で、内部については、入り口が石積みで密封されている為に詳細は不明です。墓を拝んでいる関係者によると、墓の入り口に遺骸を安置する「シルヒラチ」があり、その奥に厨子甕などの納骨器が安置され、さらにその奥の洞穴には個性を失った遺骸を投げ込んだと云われています。本墓を利用していたのは、漢那集落で墓を所有していない門中ですが、奇留民(先祖の土地を離れて暮らしている人)が利用する場合もあったようです。本墓の前には「アジシー」と呼ばれる石灰岩製で家型の納骨器が安置されており、漢那集落でも特別な人物が納骨されていたと伝えれれています。漢那の村墓(ミーキ墓)は、漢那集落の墓の変遷や風葬などの習俗を考える上でも重要な文化遺産です。案内版より。