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名前 |
名手役所 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.0 |
江戸時代の名手組の役所であり、国指定史跡「旧名手宿本陣」の敷地北側に位置します。名手組大庄屋を世襲した妹背家の住居(旧名手本陣妹背家住宅)の裏手にあり、奉行組同心の詰所などとして使用されていたとのこと。同一敷地内でありながら、敷地南側の住居部分とは利用形態が異なり、このような特徴のある本陣は全国的にも珍しいようです。なお、敷地南側との間は築地塀で仕切られていますが、米蔵付近に通用口が設けられており、通り抜けが可能です(むしろ敷地南側以外からの出入りはできません)。敷地最北の主屋は延享3年(1746年)再建・天保4年(1833年)増築、離れと蔵は江戸時代後期(19世紀後半)の建築とされています。明治維新後はその役目を終え、借家を経て空き家となってからは痛みが進行したため、平成9年(1997年)に復旧を前提として解体。長らく復旧を待っていましたが、20年後の平成29年(2017年)から建物の復旧整備工事が進められ、今年3月に完成しました。現時点では仮設倉庫や仮設と思しき周囲のトタン塀が残されており、全体の整備が完了したわけではないと思いますが、間違いなく往時の姿に近付きつつあります。