ハンセン病の歴史を感じる。
国立療養所多磨全生園の特徴
ハンセン病にまつわる歴史を直視できる場所です。
昭和初期の街並みを体感できる静かな園内が魅力です。
ハンセン病資料館で深い学びを得ることができます。
かつてはハンセン病の患者を収容する名目で隔離された歴史を持つ場所ではあり、特効薬が開発され普及するまでは不治の病として扱われたこの病を藁をもすがる想いで入所したり、半ば強制的に入れられた入所者達が血を滲む想いをしながら逞しく生きていた場所でもある。戦後は長きに渡り患者たちが自由のための運動を展開していき、1996年に隔離の根拠になっていた『らい予防法』が廃止され、2002年に時の政府が控訴を断念したことで、ようやく国が責任を認める形で決着し平穏な日々を手に入れることができるようになった(今となっては碌でもないと評されている小泉政権では唯一の英断とも言われている)。施設内は元入所者の生活圏になっているがため居住区以外であれば誰でも入ることは可能。元が隔離政策の施設であることを後世に伝えるためか、中には資料館や案内板が設置されている。10年近く不定期に訪れているが入所者の平均年齢も85を既に超え入所者数もかつて多い時で3000人超えていたが今は居住者も100人程となり、次第にその役割を終えようとしている。一部施設が取り壊され広場に整備されたりと今後この場所がどのような場となるか気になるところである。
砂の器により、ハンセン病という病気があることを初めて知りました。現代の若い世代には馴染みのない病で、調べないとなかなか知る機会はないけれど、知れば知るほど悲しみと衝撃に心が締め付けられます。その知識を持ってこの地に踏み入れた時、涙が溢れ出てきました。ハンセン病資料館をじっくりと拝観した後で全生園を歩いて回り、当時の患者の生活に想いを馳せる事をお勧めします。
広い、本当に。緑に溢れている。
過去の歴史を考えながら静かな園内を散歩すると気持ちが落ち着きます。まるで別の世界に来たみたいですよ。
多磨全生園前の交差点を直進し無料駐輪場に停めて探索可能です。ゆっくり歩いて、国立ハンセン病資料館へ、行けるのでこのコースをお勧いたします。但しコロナ禍で休館は事前確認が必要です。日本の負の歴史と向き合う、重い場所です。探索出来ますが、当然ながら今は高齢になられた入所者の住まい立入禁止や、喫煙、犬の散歩、飲食は禁止されております。
資料館に行ってから全生園内を歩くと本当に考えさせられます。日本がやってきた負の歴史に向き合い、今のコロナ禍のご時世に偏見なく感染症とどう共存していかなくてはいけないのか問題提起を突きつけられた思いでした。
かつてはハンセン病の患者を収容する名目で隔離された歴史を持つ場所ではあり、特効薬が開発され普及するまでは不治の病として扱われたこの病を藁をもすがる想いで入所したり、半ば強制的に入れられた入所者達が血を滲む想いをしながら逞しく生きていた場所でもある。戦後は長きに渡り患者たちが自由のための運動を展開していき、2000年代ようやく国が責任を認める形で決着し平穏な日々を手に入れることができるようになった。施設内は元入所者の生活圏になっているがため居住区以外であれば誰でも入ることは可能。元が隔離政策の施設であることを後世に伝えるためか、中には資料館や案内板が設置されている。10年近く不定期に訪れているが入所者の平均年齢も80を既に超え入所者数もかつて1000人超えていたが今は200人をきり次第にその役割を終えようとしている。一部施設が取り壊され広場に整備されたりと今後この場所がどのような場となるか気になるところである。
昭和初期の街並みが体現できます。出入り自由で散歩できます。北口付近にあるハンセン資料館に寄ることもすすめます。
忘れてはならないハンセン病患者の負の歴史。
名前 |
国立療養所多磨全生園 |
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ジャンル |
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電話番号 |
042-395-1101 |
住所 |
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HP |
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/hansen/zenshoen/ |
評価 |
4.8 |
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現在立ち入りは自粛して欲しいとのこと。