五新線の足跡を感じて。
旧国鉄五新線(遺構)の特徴
吉野川を越えて続く五新線跡が魅力的です。
未完成のまま残された遺構が歴史を感じさせます。
カフェへの途中で発見できる貴重なスポットです。
2020に投稿済投稿が消えたので再投稿。新町通りを歩くと突然現れる遺構は何とも寂れた印象だが、此所は存在感がある。来るべき南海トラフに備え、もう一度復活を再考する可能性は無いのだろうか?
五新線跡は、吉野川を越えて、今も途切れながら南に続いています。もちろんレールはありませんが。生子(おぶす)トンネルまでの廃線跡は趣きがあります。自動車はダメですが、自転車🚵♀️ならOKですよ。
未完成で当時のまま残ってます。繋がっていたら…と思うと感慨深いものがありますね。駐車場は有りません。
現在に整備開通した国鉄五新線(現在ならJR五新線?になりますよね)が存在したなら、今の遺構とはまったく違った景色だったのかもしれないですが…時が止まったから今の遺構を拝見できるのも事実で、五新線遺構を含め、こちらの遺構周辺の町並みにもとても癒されました。吉野川を越えた場所にも国鉄五新線遺構は点在しております。時間があればこちらを含めた国鉄五新線遺構巡りの散策も楽しいかと思います。
護身鉄道建設途中の跡地です。陸橋や橋桁の様子をうかがうことができます。上からの写真は近接リバーサイドホテルから撮影したものですここを通る汽車、列車の姿を見たかったものです。想像しながら見学させていただきました以下書かれている案内文です。なかなか想いがありますね幻の五新鉄道明治末期、五條市から新宮市までを結ぶ「五新鉄道」の建設熱が高まりました。昭和12年(1937) から着工され、吉野川横断の橋脚、生子トンネルの貫通まで 至りましたが、太平洋戦争が始まり資材不足等の理由で、工事は中断されました。戦後、工事が再開され、昭和35年(1960)に五条- 城戸間の路盤工事が完成し、 軌道施設等の工事を残すのみとなりましたが、経済社会情勢等の変化によって、 五新鉄道の夢は叶うことなく、工事は終了となりました。その後、跡地の一部は路線バス専用道路や、大学の研究機関により宇宙線観測所 として利用されていました。また、平成9年(1997)にカンヌ映画祭カメラドール賞 を受賞した映画「萌の朱雀」では、五新鉄道と西吉野の雄大な自然等が物語の舞台 になり、平成20年(2008)に上映された映画「花影」では、ロケ地になりました。
カフェへ行く途中で見つけました。珍しくて思わず写真を撮りました。歴史を感じました。
名前 |
旧国鉄五新線(遺構) |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.6 |
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五新線(ごしんせん)は、奈良県五條市の和歌山線の五条駅と、和歌山県新宮市の紀勢本線新宮駅を結ぶ計画線でした。昭和14年(1939)に建設に着手しましたが、太平洋戦争のため工事が中断しました。昭和32年(1957)に工事を再開し、昭和34年(1959)に五条駅から西吉野村城戸(現・五條市西吉野町城戸)まで路盤が完成しました。昭和54年(1979)に建設予算が凍結され、国鉄再建法施行に伴って昭和57年(1982)には工事は中止されました。平成28年(2016) に 「旧国鉄五新線(未成線)鉄道構造物群」が土木学会選奨土木遺産に選定されました。