和邇氏ゆかりの魅力ある古墳。
赤土山古墳の特徴
東大寺山丘陵南側に位置する古墳で、周辺は静かな雰囲気です。
和邇氏ゆかりの首長墓で、歴史的価値が高い遺跡です。
児童公園からアクセス可能ですが、道のりには苦労が伴います。
東大寺山丘陵の南側を流れる高瀬川沿いに東西方向に築かれた古墳時代前期の和邇氏ゆかりの首長墓で東大寺山古墳の次に築かれたそうです。高瀬川流域は東国(伊勢など)への交通の要所で目立ちはするが古墳築造に適さない険しい所に築かれていました。東隣りのシャープ天理総合開発センターがあるエリアは東大寺山遺跡と弥生時代終末期の高地性集落があった所です。過去の地滑りで円墳部の両側が崩れていたため前方後方墳だと思われていた所で埋葬部分の粘土や腕輪形副葬品なども崩れ落ちていました。尾根を削った掘り割りや家形埴輪祭祀遺構、造出し、くびれ部の円筒埴輪などが復元整備されいますが古墳全体は崩れているのが伝わる形状でした。当古墳の見所は墓道と造出し間に作られたジオラマのような埴輪による祭祀遺構です。東大寺山丘陵を思い浮かべるような石組みに家形埴輪、水の祭祀が行われていた囲形埴輪など東大寺山古墳群NO1スポットだと思います。和邇氏は春日氏と名を変えて現在の春日大社付近に移り住んでいたとも伝わり藤原氏に代わる以前から鎮座している水谷神社と囲形埴輪が何となく似てるようにも見えてくるから不思議です。駐車場は有りません。JRからでも余裕の徒歩圏内で、和爾下神社の参道など至る所に案内→がある所なので矢印に進むめば良いのですが、古墳西側の宅地内は若干迷うのでGoogleマップなどを利用して西から児童公園へ向かえば遠回りせずにたどり着けます。
グーグルマップで検索した経路ではたどりつけず、西側にある児童公園から入れます。この前方後円墳は、後円部に造り出しが有るんですね。
169号線の交番の信号から行けば何とかなると思ったのが間違いで、かなり苦労した。予定は東大寺山古墳と東大寺山古墳群もだったのだけど、今日は赤土山古墳で終わった。それらしき標識はあるのだけど分りにくい。シャープの研修施設、崖、竹やぶ、天理教施設、住宅地、高瀬川で幻惑されウロウロしながらシャープの研修施設と民家の隙間に古墳らしきものを発見できた。余談だが、お隣のシャープさんの研修施設は人気がなく、現在のシャープの実態そのものの感が漂う。改めてマップで確認すると名阪国道側からのアクセスは良い。有休施設の含み価値はあるけど、事業で生かして欲しいもんだ。
| 名前 |
赤土山古墳 |
|---|---|
| ジャンル |
|
| 電話番号 |
0743-65-5720 |
| HP |
http://www.city.tenri.nara.jp/kakuka/kyouikuiinkai/bunkazaika/kohun/1397015205268.html |
| 評価 |
3.9 |
| 住所 |
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整備されていますが場所柄のせいか人がいない古墳です。珍しいことに後円部を挟み込むように前方部の対称の位置に造り出しがあります。そこに埴輪のレプリカ?があります。墳丘も整備されており、前方部は少し崩れてはいるもののくびれ部が判然としています。