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名前 |
広瀬井手(取水口) |
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ジャンル |
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住所 |
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HP | |
評価 |
4.0 |
広瀬井手は、大分県宇佐市院内町広瀬の取水口から始まり、宇佐市長洲まで総延長17キロに達する水路です。この水路は、宇佐台地への通水を目的に開削されました。計画されたのは宝暦元年(1751年)で、最終的に完成したのは明治3年(1870年)です。広瀬村(現院内町)で駅館川支流津房川から取水する沖村用水井堰がありましたが、下流の宇佐村など五村から沖村用水に参加したい旨の申出があり、宝暦元年に宇佐社が社費を投じて遂行することになりました。広瀬井手の総事業費は三万六千両とされており、この事業費の多くを日田の豪商・広瀬久兵衛から借用しました。明治6年(1873年)、約120年の歳月をかけて完成。広瀬井手により、駅館川東岸の台地は肥沃な水田地帯に変わりました。工事を引き継いだのは南一郎平で、難工事に必要な莫大な資金の工面に奔走し、心血を注ぎました。