巨石に覆われた仏像、心の余韻。
伝虚空蔵磨崖仏の特徴
平安時代に線刻された巨大な菩薩像が圧巻です。
弘法大師が自ら刻んだ虚空蔵菩薩がご本尊です。
千手窟からの余韻を感じる神秘的な場所です。
千手窟での余韻を残して歩く私の真横に巨石が現れ、なにか彫られているなと気づいて見上げた瞬間、巨大な仏像が覆い被さってきます。この不意打ちが極めて効果的で私に強い感動を与えました。12mの石に高さ9mの虚空蔵菩薩が彫られていますが、この磨崖仏は真下からしか見ることができません。むしろ、真下から見上げることで、私達は虚空蔵菩薩の降臨の瞬間と包容を効果的に味わうことができるでしょう。なお、弘法大師空海がこの石の前で虚空蔵菩薩像を置いてお経を唱えたところ、明けの明星(金星)の光が仏像に照射して、その仏像の形に沿ってこの石が彫られたという伝説があるそうです。ですがその伝説が納得いくほどの素晴らしさですね。
平安時代(11~12世紀)に線刻された菩薩像で、弥勒菩薩と思われるそうですが、寺伝では弘法大師が自ら虚空蔵菩薩を刻んだとされているそうです。写真に収めるのが難しい。
ご本尊。もともとは弥勒菩薩が彫られていたが、後醍醐天皇軍と幕府軍との戦いで焼かれてしまって、その痕跡が弥勒摩崖仏となっているそうです。
2017-02-26虚空菩薩が線描されている、大きな磨崖仏です。2017-10-08ご朱印を始めました。朱印帳は南山城古寺巡りです。
閉所が間近だったので急いで歩き、あまり覚えていない。今度、出かけた際は、しっかり拝見しますね。
名前 |
伝虚空蔵磨崖仏 |
---|---|
ジャンル |
|
住所 |
|
HP | |
評価 |
4.5 |
周辺のオススメ

大きな摩崖仏です。