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名前 |
加茂ステンショ碑 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.0 |
加茂駅から海住山寺に向かう道すがら、十字路に立つ石碑で、行き先の一つが「加茂ステンショ」と彫られていることから、そのまま加茂ステンショと呼ばれており、徒歩ですと今でもちょうど良い目印になっています。なお、ステンショとは駅のことで、戦前は駅を「停車場」とも言ったようです。さて、この加茂ステンショの近くに小さな石碑があり、指先が海住山寺と恭仁宮大極殿跡の方向を示しています。こうした石碑を指差し道標と言いますけど、「→」矢印を日常的に使う現代の私達には、この石碑のように方向を示すためわざわざ指先を描くという行為は珍しく感じます。ですけど、方向を示すための「→」矢印が社会に普及したのは比較的新しいことで、むしろこの海住山寺の指差し石碑のような「指差し石碑」の図案の方が、近代化したばかりの人々にとってはまだまだ指が身近なものだったようです。(国鉄切符に→が入るのも確か昭和以後です。)