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名前 |
報徳碑 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.0 |
関西本線に乗っていると、車窓からこの石碑が見えますが、日本における東洋史学の草分け的な存在、内藤湖南先生の書によるものです。まさかこんな場所にあるとは思っていなかったので、見つけた時は驚きました。こちらの場所へは、まず春光寺を左に曲がり、南山城村グラウンドを反時計回りに進むと着きますよ。石碑は、地元の保健衛生に貢献した菱田辯司という人の業績を刻んだものになります。地区の功労者の業績を石碑にするにあたり、地元民が加茂の瓶原で晩年を過ごしていた内藤湖南に一筆もらいにいったというところでしょう。内藤湖南の書は、中国の書聖といわれた王義之を模範としたものですから、誰が見ても分かりやすい字体で上品なものです。頼まれれば気安く書いたそうですから、まだ他にも内藤湖南の書による石碑はありそうですね。