明治の足跡、野田池の碑。
野田池開盤之碑の特徴
野田池開盤之碑は、明治25年に建立された歴史的な記念碑です。
野田池の完成を祝った由緒あるモニュメントが魅力的です。
甲賀市甲南町に位置し、地域の文化を感じられる場所です。
名前 |
野田池開盤之碑 |
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ジャンル |
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住所 |
〒520-3308 滋賀県甲賀市甲南町野田682−1 野田ふれあい広場 |
評価 |
5.0 |
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【野田池開盤之碑】野田池開盤之碑は、野田池の完成を祝って、明治二十五年に建立されました。石碑の建っている小山には津島神社が祀られていたので、この小山は今も津島さんと呼ばれています。野田池は、明治十九年に工事が始まり、二十二年に完成しました。野田は磯尾川のほかに水源がなく、日照りが続くとしばしば干ばつに悩まされていましたが、野田池の完成によって水不足の心配がなくなりました。石理の題字は明治三筆のひとりである巌谷一六(修)の書、背面の碑文はもと水口藩の漢学者であった中村確堂の文章です。理文には、用水の不足に悩まされていた野田の窮状と、連合戸長竹若紋右衛門氏の尽力と村民の協力によって野田池開盤が実現した経緯が、格調高い漢文で刻まれています。台石の北面には、野田池開盤の発起人四名と、石碑建立の発起人三名の名前が書かれています。東・南・西の三面には、石碑建立のために寄付をした人たちの名前が書かれています。