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山の中、そばに水が流れる空き地にぽつんとある祠です。ここまでたどり着くには未舗装は当然、藪こぎ覚悟で行く必要があります。祠には水波能売命、愛宕町区、神明町区、昭和43年5月と刻まれています。水波能売命(みずはめのみこと)は水の神、井戸の神、安産の神、灌漑用水の神、農耕の神として崇められ、祈雨、止雨、安産祈願、子宝祈願、五穀豊穣といったご利益があるそうです。昭和43年、1968年には飯山で何があってこの祠を建てたのかはその地区の方に訊いてみないと分からないですが、飯山市の市報から読み解くと、水神様に関係すると思われる記事が2つほど出てきました。この前の年に23年ぶりの豪雪に見舞われた記事と、飯山戦争の記事です。この年のちょうど100年前、明治元年1868年に戊辰戦争関連で愛宕町、神明町を含めた飯山の町が大火に見舞われた飯山戦争が勃発した年です。どんな理由で建立したにしろ、春先にこんな山奥まで来て丁寧に草刈りと、手入れしてもらっている神様は、きっとこの地区を見守っていてくださっているはずです。