足利の穴場、田崎草雲美術館。
草雲美術館の特徴
田崎草雲の作品を多数展示している美術館です。
風情ある庭園と19世紀の茶室が魅力的です。
足利公園の帰りに寄れる穴場的な場所です。
以前、鹿沼市の川上澄生美術館に行った時、この入場券を見せれば、M割(ミュージアム割引)ができて、割安になりますって聞いたので、見に来ました。通常は220円ですが、M割で170円になります。そして、M割でなくても、JAFの会員でカードがあれば、やはり、170円になります。展示されている部屋は、2部屋です。その中の1部屋の中に展示されている富士山が、迫力があり、すごかったです。美術館のとなりには、茅葺き屋根の建物があり、その建物で、水墨画を書いていたようです。また、別の建物では、係員の方がいて、中に入れてくれます。その建物の中から見る庭の景色が、シダレ桜があって、とてもきれいです。秋になると、紅葉がまたきれいだそうです。その建物の中に、茶室もあり、茶会とかも、やっているようです。
足利の穴場的な場所だそうです。日本画も良かったですが、お庭も素敵でした。お庭だけなら無料だそうです。
足利公園の帰りに寄りました。お庭の紅葉🍁が彩っていてとても綺麗でした。
サイクリングで足利を訪れました。長林寺にある田崎早雲のお墓参りをしてから、早雲美術館に行きました。ダイナミックな富嶽図に圧倒されました。傑作です。青々したもみじを見ながら、静かで豊かな時間を過ごすことができました。
織姫神社から回って来ました。公園のわきにひっそりあります。
絵画関係者と地元の方以外は田崎草雲の名前は、司馬遼太郎の歴史短編「喧嘩草雲」で初めて知った人が多いのではないでしょうか。私もその一人です(笑)。足利藩士出身の絵師で、幕末の江戸に出てからは絵画だけではなく、当時としては長身の180cm近い体格と剣術・柔術の素養を活かして江戸最強絵師(?)として君臨した様子が面白おかしく描かれています。書画会で自分の絵を貶める相手には、容赦なく拳骨で殴りつけていたと言うから堪らないですね(笑)。もっとも彼はタダの暴れん坊ではなく、同時に勤皇派尊皇派の文化人や志士とも親しく交際しており、安政の大獄時には幕府から嫌疑を受けるほどの思想人でもありました。足利藩に帰参した後は藩主を説得し藩論を尊王論に統一させて、維新後の足利藩が「勝ち組」として残る事が出来た最大の功労者になる所で「喧嘩草雲」の物語はほぼ終わっています。ココでは、その後の草雲を知ることが出来て実に興味深かったです。橋本雅邦や高村光雲と並んで最古参の宮内省管轄「帝室技芸員」に専任されるという栄誉も受け、画家として華々しい後半生を送ったようです。「喧嘩草雲」では維新後は世に出ることもなく、静かに生を終えたように書いてありましたが、実際はこの山房で数多くの後進を育てるなど積極的に活動していたとのこと。やっぱり小説をそのまま信じちゃダメですね(笑)。
美術館の方には、まだ入館したことはありませんが、庭園が素敵です。四季折々に違った景色を見せてくれます。加えて、庭園内にある白石山房では、年に数回の呈茶会の開催があります。毎月ではありませんが、月始めの第一日曜日の開催のようです。
白石山房です。日本画家の田崎早雲先生の住居とアトリエが開放されてました。
収蔵品も館外の公園も良いです🍀
名前 |
草雲美術館 |
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ジャンル |
/ |
電話番号 |
0284-21-3808 |
住所 |
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HP |
https://www.city.ashikaga.tochigi.jp/facility/000100/000509/p000881.html |
評価 |
3.9 |
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夏場旧宅を見学する場合は草木があるので虫除け対策が必須です。中は墨絵をじっくり見ることが出来ます。足利公園内にあるので、冬場閉園後公園上の駐車場まで足を伸ばすと夕焼けがきれいです。