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長野市赤沼の妙願時は、浄土真宗東本願寺派の寺院です。創建は1391年で、天台宗の僧、林学が現在の茨城県筑波郡井吹谷平沢の地に開山したそうです。林学は、もとは伯耆の国気立郡鹿野の領主で、尼子氏に臣従する勇猛な武将だったとか。あるとき比叡山で修行、得度して天台宗の僧となりました。回国修行のさいに筑波に居を構えてこの寺院を建立したとか。1429年(永享年間)に現長野市安茂里小市に寺が移され、さらに1566年(永禄根間)に長沼津野村の長沼城の堀畔に移転、1752年(宝暦年間)に赤沼の地に移設されたという記録が残っています。この寺から150メートルほど西には、長沼城主家の赤沼分家(3000石)の領主館があるので、実のところは記録よりも100年ほど以前に赤沼分家の寺院として津野村から赤沼に移設されたのかもしれません。寺の駐車場には、開山550年記念の石塔があります。その建立が1981年なので、1431年が妙願時としての公式の開山時となるのでしょうか。