豊見城で体感する、伝統の龕文化。
龕とは、野辺送りの際に、死者を収めた棺を乗せて運ぶ屋形型の輿のことである。この建物は龕が安置されている建物で「龕屋」と呼ばれており、2001年に改築された。字高安の龕がいつ頃から使われ始めたのかは記録がなく定かではないが、現在の龕は沖縄戦で破壊られて物を1952年に再建し、1968年まで実際に使用されたものである。龕本体は材料として槙、檜、杉が使われ、全体が朱色の漆塗りで彩色され、四面には僧侶や蓮の花などの仏教的なえが描かれている。毎年旧暦8月9日には龕屋の扉が開けられ、中に収められている龕の状態を確認するとともに、供物を供え字民の無病息災が祈願されている。また、字高安の龕とゆかりの深い字豊見城の屋号「沢岻」家に出かけ拝みをおこなっている。字高安の龕ゴウ祭は、12年に一度の辰年、旧暦8月9日に開催されており、龕の修復等も兼ね、字民の無病息災と豊年を祈願する地域祭祀として250年以上の伝統があると伝えられている。祭りでは、龕の魂を鎮め、集落内の悪霊を追い払うため、勇壮な棒術や空手、賑やかな琉球舞踊などが奉納されるほか、集落の二つの宗家を東西に分かれて祈願する「両元ウガミ」や、祭りのクライマックスでは、龕を納めるため公民館から龕屋までの道のりを龕や旗頭をおし立て、大勢の字民が参加して気勢をあげる道ズネーが行われる。ー案内板よりー。
名前 |
高安の龕屋 |
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ジャンル |
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住所 |
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HP |
https://www.city.tomigusuku.lg.jp/soshiki/8/1035/gyomuannai/3/2/1/355.html |
評価 |
3.5 |
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豊見城市高安に有る龕(棺を運ぶ輿)を収める建物になります。