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名前 |
蔵福寺 |
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ジャンル |
/ |
電話番号 |
0748-48-2349 |
住所 |
|
評価 |
3.3 |
東近江市竜田町にある『常楽山 藏福禅寺』は臨済宗妙心寺派の寺院である。山門横のお堂には毘沙門天(別名多聞天)を祀り、北町屋大郡神社(おおこうりじんじゃ)の北側を守るお堂となっている。毘沙門天立像は38.5cmの尊像で寅年にご縁あり年に2回御開帳をしている。次回御開帳は令和7年6月14日(土)午後1時30分より当山縁者と共に法要をするそうです。本堂のご本尊は『子安地蔵菩薩立像』で平安後期の作である。像高は77cmで脇侍には掌善童子と掌悪童子を祀り地蔵三尊が厨子内に安置される。常には扉を閉じているが法要などの特別な日には開扉される。またそのご利益として名前の通り安産と子供の成長を見守り町内の六地蔵の第一番となり地獄道を救済する御仏である。御詠歌には「たのみある 御寺ぞ世々の たから藏 あまねくすくう 徳は月ほし」(たのみある みてらぞよよの たからくら あまねくすくう のりはつきほし)とある。第二番は北町屋にある地蔵堂で御詠歌には「友とちの そくをつらねて北町屋 めくる佛の みゑひとうとき」(ともとちの そくをつらねてきたまちや めくるみほとけ みえいとうとき)とある。第三番には山本にある地蔵堂で御詠歌には「いとけなき さかりも老いも このきのみの 御手にひかるゞ のりの道はし」(いけとなき さかりもおいも そのきのみの みてにひかるる のりのみちはし)とある。第四番には平坂にある地蔵堂で御詠歌には「六つのつじさま よひくらす児子までも たらちねみなに すくふ御ほとけ」(むっつのつじさま よいくらすちごまでも たらちねみなに すくうみほとけ)とある。第五番には清水鼻にある地蔵堂で御詠歌には「北南に しも東もひかりにて 浮世を照らす 御寺たのめよ」(きたみなみに しもひがしもひかりにて うきよをてらす みてらたのめよ)とある。第六番には塚本にある地蔵堂で御詠歌には「めくり初めむ すぶちきりの いと長く 引かれ行く 御仏の国」(めくりそむ すぶちきりの いとながく ひかれゆく みほとけのくに)とある。六地蔵を巡る信仰は古く享保7年(1722年)とあり約300年の歴史がある。蔵福寺を中心に地蔵菩薩に救いを求めたきた信仰心の厚さが伺える。蔵福寺の境内には永代供養塔や人形供養塔、日清日露戦争の忠魂碑がある。永代供養は檀家でない方でも納骨出来るそうなので詳細は御住職さまに尋ねて欲しい。また人形供養も随時行っており、境内にて丁寧に正念抜き(魂抜き)の法要をしながらお焚き上げをしてから供養塔にその灰を埋葬するそうだ。近隣の英霊供養も忠魂碑を通して行われ、ひときわ目立つ存在となっている。その他にも地蔵尊も祀られ近畿一帯で行われる子供を中心とする地蔵盆には法要を行なっている。東近江五個荘は近江商人発祥の地の一つであり金堂地区をはじめ国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定されており情緒ある町並みが続き、国道8号線付近には教林坊別院マーチャントミュージアムがあり、書道の博物館である観峰館がある。五個荘観光の折には蔵福寺にも訪れて六道輪廻を救済して下さる地蔵菩薩にも手を合わせては如何でしょうか?お車の駐車場も5、6台程度は山門前に駐車可能です。