戦没船員の歴史を知る、貴重な資料館。
戦没した船と海員の資料館の特徴
戦没船と船員の史実を深く理解できる資料館です。
民間船に焦点を当てた資料展示が有意義な場所です。
太平洋戦争に関する貴重な資料が数多く揃っています。
空母にされた客船や輸送船。船員が足りず強制的に南方へ行った船乗り。知らない土地で船が壊れ、後は自力で生きろと放置された人々。 軍人ではない船乗りが、数えきらないほど亡くなった事を、今まで知りませんでした。 オシャレな神戸はとても素敵ですが、是非とも日本人なら一度は立ち寄って知るべきだと思える場所でした。
戦艦に触れる資料館は数多くあれど、ここはアメリカによって沈められた商船を展示しています。沈没した船の詳細情報から位置まで、ありとあらゆる情報をまとめており、写真もある為非常に分かりやすい。犠牲になった民間人や、調度品などの記録も保存されており、追及されることがなかったアメリカの戦争犯罪が読み取れてきます。
名前が示す通り太平洋戦争で戦没した船と海員の資料館です。展示によると、戦争中に沈没した日本の商船は7千隻を超え、犠牲者は6万余名にものぼるそうです。あまりの犠牲の大きさに思わず言葉を失います。これほど大きな犠牲が出た理由の一つはアメリカが日本を叩き潰すために、なりふり構わず通商破壊を行ったからです。でも本来はこのような商船への攻撃は軍隊が民間人への攻撃を禁止した戦時国際法違反ではないでしょうか?日本はこのことを全世界に訴えるべきだと思います。そしてもう一つはアメリカが日本の商船隊を攻撃しているにも関わらず、帝国海軍は日本の商船隊を守らなかったからです。軍艦や航空機があっても物資の補給が途絶えれば、いずれは戦えなくなるという簡単な事実がどうして理解できなかったのでしょうか?この一点だけでも海軍善玉論などは否定されるべきだと思います。こちらの資料館は入場無料ですが、この資料館のために寄附の意味を込めて「上田毅八郎画 戦時徴用船傑作集」を購入させていただきました。これにはこちらの資料館に展示されている海洋画家の上田毅八郎さんが描いた戦時徴用された商船の絵が載っています。こちらの資料館には反戦平和を願う全ての日本国民に、いや、全世界の人に訪れてほしいと思います。猛爆と雷撃のなかわだつみの底に消えた戦没商船と船員よ今は安らかに眠れ 合掌2024.8.15記す。
祖父が船員として戦死したので、その手がかりがないかと、訪れました。沈没した膨大な船の写真と、名簿が残されており、祖父の足跡をたどることが出来ました。
一枚一枚の写真には、ドラマあったようで、悲しくなりました。戦争は駄目ですよね( ω-、)
久しぶりの再訪問。今度は開館していた。一度くらいは訪れてみてもいいと思う。何かしらは学ぶ事ができる。コロナが終息して博物館が再開したら来たいと思う。早くコロナが終わって、博物館巡りも再開したい。
太平洋戦争では、民間の船と船員が強制的に徴用されて、軍事物資や兵員等の輸送に従事させられました。軍艦や軍人の犠牲者は、戦後も様々な場で顕彰されていますが、殆ど無防備の状態で海に沈んでいったたくさんの民間船や人について語られることは稀です。ぜひ、知られていない戦争の一面を見てください。
大切な資料館ではないでしょうか?戦争は軍事行動だけではないという、総動員体制下の戦争を具体的に考えることができます。特に、沈んでいった船を網羅しているパネルは圧倒的な存在感を放つ。この資料館の素晴らしいところは、なんらかのイデオロギーからの問いかけがないこと。「戦争をしてはならない」とか、「戦争反対」のような安直な記述は見られない。むしろ、補給や疎開、戦略に関わった民間の船がこれだけ沈み、民間人がこれだけ死にました、とある意味で淡々と紹介されている。そして、そこにとてつもないリアリティが浮かび上がるし、想像の余地が広がる(もちろん、そのような想像を働かせることができる前提として、資料館の詳細な解説があるからである)。重要な博物館です。
戦没した船と海員の資料館は全日本海員会館の2階にあります。太平洋戦争中に7000千隻超える一般汽船、機帆船、漁船や6万人を超える人達が戦争の犠牲となりました。これらの関係資料、写真、模型が整然と展示されています。ほぼふれられない戦没商船と船員を記憶する非常に大切なみなとまち神戸にある施設です。
名前 |
戦没した船と海員の資料館 |
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ジャンル |
/ |
電話番号 |
078-331-7588 |
住所 |
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HP | |
評価 |
4.4 |
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戦没した船員の方々とそのご遺族のことは私自身お恥ずかしながら全く存じ上げませんでした。わずかな訓練で送り出され生きて帰れなかった14、15の少年船員のお話や壁一面に貼られた戦没船舶の写真と船名プレートに思わず絶句しました。もっと広く知られるべき博物館だなと思いました。ぜひ訪れてみてください。