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名前 |
比良天満宮(比良城跡) |
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ジャンル |
/ |
住所 |
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HP | |
評価 |
4.0 |
天満宮(てんまんぐう)JR比良駅から徒歩、約800m。湖畔から真直ぐに比良山に続く道は、山麓で天満宮に当たり、その背後には宮山(早坂山)がそびえる。国道161号線に面して建つ神社で境界もなく、参道が深い森の中へ導く。参道入口に樹齢300年の大きな神木・スジダイがあり、その左参道が樹下神社、右の鳥居が天満宮である。境内に入ると二社の社殿がほぼ平行に並び建っている。両神社が並び建つ経緯は以下による。比良庄は南比良村と北比良村の二ケ村であるが、この二ケ村は南北朝期に分村し近世初期の村切りで全く別々の村になった。ところが比良庄の庄鎮守社十禅師社・天満宮はそのまま両村共同の氏神として残った。両神社はそれぞれ十禅師社が南比良村の、天満宮は北比良村の支配となり、両社の神格は対等でありまた村格も対等であったため両社両村間の対立が激しかった。天満宮の祭礼は、北比良村が天満宮の御輿、南比良が十禅師社の御輿を担ぎ、神事の執行は、両村の社役が交互で務めていた。この社役が着用する装束をめぐり、相論が起こり、繰り返し起こり、二つの村が、一つの社を維持してゆくことは困難として、明治5年(1872)に両社を分離し、それぞれの氏神とすることが定められた。