長い参道を進む神社への旅。
忠栄金刀比羅神社の特徴
雪解けの季節に訪れる参道が印象的な神社です。
近郊の東神楽町に位置し、地域の信仰を集めています。
長い参道を進むことで特別な参拝体験が味わえます。
長い参道を進んだ先にありました。季節の良い時期なら素敵でしょうね。22.4.12
| 名前 |
忠栄金刀比羅神社 |
|---|---|
| ジャンル |
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| 評価 |
5.0 |
| 住所 |
〒071-1500 北海道上川郡東神楽町町南1番地区画 外56 |
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ストリートビューの情報は現状と異なる場合があります。
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(令和4年4月2日参拝)4月に入って雪解けも進んだことから、グーグルマップを頼りに近郊の東神楽町、東川町の地域神社を参拝して回りました。最初に参拝したのは東神楽町の忠栄金刀比羅神社です。グーグルマップでは入り口と違うところに案内されましたが、事前にストリートビューで入り口を確かめておいたので、迷わず到着しました。鳥居の前に車を停め、長靴に履き替えて長い参道を上っていくことにしました。鳥居の下にはびっしりと栗が落ちています。これ、秋に来たらたくさんの栗を拾えそうです。鳥居の先の両側に建てられている石柱には、「武運長久」と「五穀成就」の文字が刻まれていました。武運長久の方の石柱の側面にはこのように書かれていました。昭和八年五月十九日平田部隊ニ屬シ混成第十四旅團第二十八聯隊機関銃中隊ニ編入満州ニ派遣セラル同月二十六日大連港ニ上陸六月四日××ニ着同月二十日迄河北ノ作戦ニ参加昭和九年二月二十七日日本隊ニ帰営ス其間神佛ノ加護ニ依リ身体壮健任務ニ服シ××故郷ニ帰ル凱旋紀念トシテ建立太平洋戦争前の満州に派遣され、無事に帰国できたことを記念して建立されたもののようです。それからながーい松林の参道を上っていきます。参道の終点には思っていたより広い境内が広がっていました。驚いたことに、重機で除雪をした跡が残っています。こうした地域神社には冬場は行けないことも多いので、しっかりと地域で守られていることが嬉しく思いました。味わいある姿の狛犬さんは、昭和40年に奉納されたものです。拝殿の中もきれいにされていました。念入りにお参りをしてきました。手水石は雪に埋もれていましたが、こちらは大正時代に奉納されたもののようです。狛犬さんと燈籠の間に設置された看板に、境内の案内図(境内の代表的な樹木についての解説も載っています)に神社の由緒も書かれていました。それによると、明治36年に讃岐金刀比羅神社より祭神御分魂をお迎えし、大正14年に現在地に遷宮したそうです。そして現在の社殿は昭和39年に建立されました。手水石は遷宮時のもので、狛犬さんは現在の社殿を建立したときに奉納されたもののようです。思わぬところに素敵な神社を発見しました。