武田五一設計の台座、歴史を感じて。
伊藤博文銅像台座の特徴
大日本帝国憲法を持った伊藤博文の銅像があった台座です。
台座の設計は京都帝大工学部の武田五一教授によります。
国会議事堂と同じ設計者による特徴的な外観が魅力です。
伊藤博文は初代兵庫県知事です。
大日本帝国憲法を持った伊藤博文の銅像がありましたが、大東亜戦争中に金属供出されてなくなり、現在は台座しか残っていません。伊藤博文は兵庫県の初代知事でもあったので、ぜひ再建してほしい。
台座の設計者は京都帝大工学部建築学科初代教授・武田五一。武田の愛弟子・吉武東里は国会議事堂をデザインするにあたり、師のデザインした台座の意匠の趣旨を理解し伊藤博文を顕彰すべく議事堂尖塔のデザインに意味を込めた。それが台座と議事堂尖塔の類似している理由らしい。詳細は神戸市立中央図書館の広報紙『KOBEの本棚』77号を参照されたい。バックナンバーのPDFはweb公開されており、自由に読める。
外観から何となく伝わるだろう、国会議事堂と同じ設計者によるもの。肝心の銅像は戦時中に金属供出のために降ろされたらしい。残された台座は結局、場所を追われひっそり佇むしかない。
名前 |
伊藤博文銅像台座 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.7 |
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伊藤博文の銅像の台座、大きさから見て、大きな銅像があったと思った。