近世の上街道で見つける道標。
上街道(初瀬街道)は佐保の庄の北側でゆるく西に曲がる。その曲りの内側に朝日山円通寺という大寺があったとのこと。明治8年に廃仏毀釈で廃寺となり、朝日廃寺となった。またここには朝日神社があったが、これは大倭神社に移された。朝日廃寺(朝日堂)は南無阿弥陀仏と唱えるだけで、いかなる悪人さえも往生できると説いた空也上人にかかわる寺院だった。空也上人が長谷寺を訪れていたことから、上人を慕う僧が奈良と長谷寺を隔日に参ることで修行として始めた。1000日、または1500日で満行だったとのこと。いまは、小さな観音堂が再建されており、木彫りの聖観音菩薩立像が安置されている。観音講の方々数人がこの観音堂と南無阿弥陀仏の信仰を守り続けている。
名前 |
朝日山円通寺 跡 現 朝日観音堂 |
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ジャンル |
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電話番号 |
090-3829-4423 |
住所 |
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HP | |
評価 |
3.8 |
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近世の上街道の曲がりの道標。