越前国の歴史を感じる。
武生名どころかぞえ唄〈六番〉「六つとせ 昔本保の天領陣屋 大井永昌飢饉を救い 慈悲の郡代とうたわれた」享保六年(一七二一年)江戸幕府によって築かれた越前国にある幕府直轄領を管理する天領陣屋であった。約一六〇年前、全国を襲った大飢饉は数年にわたり、特に越前では食べるものが全く無く餓死する者が続出した。当時の郡代であった大井帯刀(おおいたてわき)は年貢を減免し領米を放出するなど一身を賭して日夜領民の救済にあたった。領民は大井帯刀に深く感謝し、「慈悲の郡代」として生き神様のごとくあがめた。現在、当時の面影をとどめるものは残っていないが、地元民の要望により大井帯刀の仁政とその歴史を後世に残すため跡地に小公園が整備され、本保陣屋まつりが行われている。本保陣屋跡看板参照。
名前 |
本保陣屋跡 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.3 |
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整備されています。駐車場もありますが、入りにくいです。