珍しい古墳が見つかる宇土市。
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女性が単独で埋葬されていた珍しい古墳とのこと。
名前 |
向野田古墳 |
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ジャンル |
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電話番号 |
0964-23-0156 |
住所 |
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HP | |
評価 |
4.8 |
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熊本県宇土市南西部にある。行ってみるとお判りになると思うがなんの変哲も無く、主体部があった箇所は完全に削られてしまっている。この古墳は4世紀末から5世紀初めに築造されている全長95mの前方後円墳で、現況は前方部が削られている。当該古墳は長さ4mの舟形石棺(大きな一つの石から削り出していて、枕をも設けている)を埋納した竪穴式石室を持ち、この石棺は日本第2位の長さを誇るとともに壮年で華奢な女性一人が埋葬されていた。女性人骨が検出された最大規模の古墳なのである。頭部の左右には勾玉、管玉、耳管が見え、腰の横には車輪石も置かれている。このことは埋葬者が女性を表すことが判っているが、人骨は女性を表していた。更に、妊娠痕(出産したかどうかは別)が見受けられたという。この時代の女性は男性に劣らず、いやそれ以上に活躍していたということである。大分県宇佐風土記の丘にある免ヶ平古墳、大分市の東部にある築山古墳も(両古墳ともとも前方後円墳)被葬者は女性である。他にもあるけれどね。この記事は写真にも挙げているが、「埋葬からみた古墳時代」(清家 章著)を参考にしていることを言っておかねばな。面白い古墳なんだ。