博物館裏手の古墳と住居。
平出古墳群の特徴
博物館の裏手に位置し、古墳や古代の住居を復元している場所です。
中山道塩尻宿から西へ3キロの位置にある歴史的な地区です。
さまざまな建築物が点在し、見どころが多数あります。
建築物などが多くあります。建築物の近くには看板などで建築物についての説明が書かれています。隣にある「塩尻市立平出博物館」にも是非行ってみてください!
特にパッとはしませんが面白いです。
中山道塩尻宿から西に3キロメートルほどのところに平出という地区があります。鳴雷山(標高1092メートル)の峰から北東に延びる尾根から分かれた比叡ノ山の北麓に広がる平原には、5000年ほど前から人びとが集落を営んできました。比叡ノ山の東麓には平出の泉が絶えることなく湧き出していて、太古から山麓一帯に豊かな水を供給してきたようです。山の豊かな恵みを採集するにも、農耕を営むにも適した場所です。鎌倉時代からは治水・水利技術が発達したため、人びとは山に近い南側――現在の平出集落の近辺――に集落を建設し、農耕地を開拓したのではないでしょうか。歴史公園は尾根裾の山林のなかにあります。森のなかを遊歩道でめぐりながら、遺跡や復元建物などを見学することになります。博物館の西側の階段状の坂をのぼると、最初に古墳時代の復元住居(第3号)に行き着きます。この住居は縄文時代の住居と比べて、煙抜きを両端とする大棟(桁行構造)ができ上っていることと、出入り口回りを含めて茅葺屋根兼側面の形状が格段に美しくなっていることが大きな違いです。円錐状の寄棟ということになるのでしょうか。とはいえ、大棟両端の煙抜きの設置具合は将来の入母屋造りを連想させるまでに進化しています。その茂みの奥には、高倉と呼ばれる平安時代の大きな高床式倉庫が復元されています。さらに山林の奥に進むと、古墳群があります。墳丘は遊歩道の途中にあるものを含めて3基あって、第1号と第2号は隣接しています。そのうち第2号古墳には、石室に通じる開口部が露出しています。古墳群の東側の樹林のなかには、ここから5キロメートルほど北東の片岡北熊井という場所で発掘された菖蒲沢窯跡の登り窯が移設されています。そこは1200前の焼き物工房があったところで、窯跡からは、瓦塔が出土しているとか。
名前 |
平出古墳群 |
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ジャンル |
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電話番号 |
0263-52-0280 |
住所 |
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HP | |
評価 |
4.1 |
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2024/10/10博物館の裏手にあり古墳や古代の住居も復元されています。