小川町の近世塚群、歴史を感じる。
方墳行人塚の特徴
行人塚塚群は、中心に主塚を持つ独特な景観を形成しています。
昔の古墳群と誤認されていた塚が近年発掘調査で明らかになりました。
寛永通宝が出土した小川町指定の史跡として注目を浴びています。
小川町の町の指定史跡で、以前は古墳との認識だったが、近年の発掘調査では寛永通宝が出土したことや埋葬施設がないことから塚と判明したとのこと、周囲には塚丘があり、塚群と判断されています。
| 名前 |
方墳行人塚 |
|---|---|
| ジャンル |
|
| 評価 |
3.8 |
| 住所 |
|
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行人塚塚群は、一辺20mの方形を呈し高さ3.2mを測る主塚を中心に、周囲に15基の小円形もしくは方形の塚が 密集していて、長らく古墳群としてとらえられていたが、平成5年に発掘調査を行ったところ、近世の塚であるこ とが判明した。 土師器皿(カワラケ)や常滑焼の甕、宝篋印塔の隅飾突起部分の破片が出土し、その形態から江戸時代のもの と推定される。また、隣にある第9号塚の調査では、塚の基底部分に炭化材を含む層がみられ、ここから寛永通宝 が出土した。出土した寛永通宝は全て古寛永であり、その鋳造年代は1636年~1659年と考えらるとのこと。