素晴らしい聖域で神々と出会う。
七代天神社の特徴
佐竹氏が築いた城の歴史を感じる神社です。
御祭神には多くの神々が祀られております。
祖先から受け継がれた聖域であり、特別な空間です。
2021.5.2に参拝。駐車に困っていたら宮司さん?が出てきて誘導してくれました。深い鎮守の森に守られた里山の神社。緑あふるる参道、ケヤキやスギの巨樹を見ていると時間のたつのを忘れてしまいそう。古い鉄棒やブランコの残骸が目にとまりました。昔(昭和時代)は子どもたちの歓声にあふれていた場所だったのでしょう。
佐竹氏が小田家との最前線に、城を建立し本拠地である常陸太田から分霊した神社。
御祭神は,国之常立神,豊雲野神,宇比邇神・須比智邇神,角杙神・活杙神,意富斗能地神・大斗乃弁神,淤母陀琉神・阿夜訶志古泥神,伊邪那岐神・伊邪那美神。永禄年間(1558~1570),太田道灌の四世の孫にして佐竹氏の客将となった太田資正(三楽)が片野城主となった際,城の守護神として久慈郡佐竹郷天神林鎮座の七代天神を迎祀したことが始まり。別説には,寛仁4(1020)年に天神社として創建され,文禄4(1595)年,佐竹氏の臣にして石塚城主・石塚義国が片岡城主として移封された際に佐竹郷の七代天神社を迎祀したという説もあります。明治15年村社列格,明治45年共進指定。久慈郡佐竹郷天神林というと佐竹氏の本拠地すぐ近くであり,元宮は延喜式内(小)社である稲村神社に違いありませんが,佐竹氏にそこまで思い入れがあるとも思えない太田資正よりも佐竹氏の族である石塚氏が七代天神社を迎祀したと考える方が自然ではありますね。「根小屋」の地名(ここは旧・根小屋村です)から分かるように,境内は佐久山に築かれた片野城の三郭に当たります。アクセスは南側の山道途中から。数台分の駐車スペースがあります。坂を登って鳥居から鎮守の杜の参道に歩み入ると・・・このコンクリートのように堅い地面。この参道は長の年月,幾千幾万人もの人々によって踏み固められないとこうはなりません。市指定保存樹の「七代天神社のケヤキ」を見て,その先に古い錆びた鉄棒とブランコ跡が。この辺りの神社の(地域の人々と近い)特色ですね。拝殿は,社務所と繋がったような造り。不思議に思いましたが,「根小屋のじゃかもこじゃん」といわれる十二座神楽が,ここで毎年奉納されるためのようです。静かで神聖な雰囲気に充ち満ちた御神域です。
名前 |
七代天神社 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.8 |
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ここは大変素晴らしい聖域です。歴史も古く、建物も風情があってとても良いのですが、まず 鎮守の杜としての素晴らしさは類まれなレベルだと思います。路面は土です。土の参道が続きます。ここの森は鳥の楽園のようで たくさんの種類の鳥たちが鳴いていました。また拝殿辺りから眺めることのできる筑波山の眺望も素晴らしいです。私のカーナビ案内では「左手に片野城跡、右手に七代天神社の裏側」の場所に連れていかれました。ここの10m後方に数台の車を停車できるスペースが有ります。厳しい階段は無いのでお年寄りでも十分参拝可能です。